今年はロードツーリングで、海にも行ったし、山にも行ったし、次は「空」だろうってことで安易な発想で羽田空港へのツーリングを企画してみました。
ところで、サイクリストなら遠方のレースやサイクルイベントに参加してみたいと一度は考えませんか?
飛行機を使って輪行すれば、北海道や九州や沖縄などへ走りに行くことも可能。
でも空港まで輪行するのは、混雑する電車だとちょっと遠慮しがち。
意外にも羽田空港は、当店のある横浜市北部から自転車で1時間半ほどの距離なのです。
だったら直接空港まで走り、空港で輪行パッキングして飛行機に乗る方法もいいのではないかと思います。(輪行袋を持って混雑する電車に乗ったり、駅で乗り換えるのは気が引けたり…)
また、羽田空港は観光スポットとしても人気を高めています。
自転車で行けば交通費も駐車場代もタダ。浮いた予算で空港内をゆっくり観光するのもあり。(ちなみに青葉台駅から羽田空港までは片道960円)
ターミナルまでのルートの下見がてら、空港内を散策しようというのが今回のツーリングです。
自転車ならではのフットワークを活かして、3つあるターミナルすべてを回ります。
また、お昼は空港内の飲食店や、人気の空弁をいただくのもいいですね。
(2018/10/29 空港内の駐輪場情報を追加)
今回は片道30kmの近場でフラットな河川敷沿いなので、当店が誇るアクティブシニア選抜チームにも参加してもらいました。(Andyさんは今回はお見送り)
青葉台~鶴見川CR
朝8時集合で、轍屋近くの鶴見川サイクリングロード(鶴見川CR)沿いを基調としたルートで、川崎~羽田方面を目指します。
鶴見川は基本的に、左岸(川の流れる方向を見て左側)の河川敷の土手の上のサイクリングロードを走ればOK。
たまに交わる道路を横断歩道で渡る場所もあるけど、アンダーパスなどを使えばほとんどノンストップで走れます。
ちなみに今日の参加バイクの種類別内訳は、ロードバイク×1、シクロクロス×1、700cスリック仕様のマウンテンバイク×3、小径車(荷台付き)×1。
この辺りの鶴見川CRは道幅が広いので、ゆったりとサイクリングを楽しめます。
鶴見川CRには、第三京浜の港北ICの工事区域近くなど、一部に未舗装の区間がありますが、ロードバイクでも問題なく走行できる範囲です。
川崎駅周辺~多摩川CR~羽田大鳥居
3年半前の川崎大師ツーリングの際にもこのルートを使いましたが、もうそろそろサイクリングロードの完全整備も完了するのではないかと思います。
矢向付近で鶴見川CRを下りて、川崎駅方面へ進みます。
駅前を通って多摩川にぶつかるのですが、この川崎駅前付近が今日のコースで一番トラフィックストレスが多いところでしょうか。
そして多摩川の六郷橋で多摩川を渡り、いよいよ東京都大田区に入ります。
六郷橋は下流側の、この右の歩道を行くのがベターでした。
そして大田区側の多摩川サイクリングロードも快適で走りやすく、これを使って最後まで南下します。
すると、まもなく羽田空港というところで、空港のほうから走ってくるチャンピオンジャージが。。。
何とここで坊主伊東氏が登場!
航空機ファンでもある坊主氏は、このエアサイ企画にちょっかいを出さずにはいられなかったようです(笑)
時間とルートを予想し、わざわざここまでランニングで迎えに来てくれたのです。
大鳥居からは基本的に道路の右側の歩道で各ターミナルにアプローチします。
羽田空港国際ターミナル~再び環八沿いで多摩川0km地点
環八と合流し、その次の交差点で国際ターミナル方面に曲がります。
ここまでは歩道がきちんと整備されているので、意外と簡単に自転車でも来ることができました。
そして国際ターミナルのコンコースを突っ切ると、再び環八にぶつかります。
この環八にぶつかった付近の多摩川沿いに、旧建設省が作った多摩川最下流0km地点のマーカーが見つかります。
羽田空港を作るために埋め立てる前は、陸地はここまでしかなかったということでしょう。
現在は新しい滑走路までを含めると、海はこの0km地点よりも更に3キロほど先になります。
国内線ターミナルへ
さて、環八の右側(多摩川側)の歩道を更に奥へ進むと、やがて長いトンネルに入ります。
滑走路や駐機場の下を抜けて、国内線ターミナルに出るためです。
この長いトンネルを出てからが複雑な迷路になっていますが、100%歩道を使って国内線ターミナルにたどり着くことができます。
羽田ダンジョンの攻略ポイントは、羽田新管制センターの塔(本丸)を見失わないようにしないことでしょうか。
ちなみに100%歩道ですから、最近ブームのマラニックでもこの羽田空港を訪れるランナーも増えているそうです。
国内線ターミナル第1・第2を散策 & 空弁
ここからは、航空機博士の坊主氏の羽田観光ガイドを聞きながら観光していきます。
国内線ターミナルは第1と第2に分かれており、どちらも徒歩で移動できない距離ではないのですが、羽田空港のおもてなしにより無料シャトルバスを利用して、各ターミナル間を移動します。
今回は、国内向けの利用客へのサービスが充実した第1ターミナルを散歩することにしました。
目指すはもちろん屋上の展望台です。
第1ターミナルの展望デッキの良いところは、デッキが2階建てになっており、最屋上はほぼ全周囲を見渡すことができること。
羽田空港はその日の風向きによって、離着陸に使用する滑走路や離着陸の向きが変えられるので、この第1ターミナルの展望デッキならどのパターンの離着陸でも見られるのです。
後ろには国際ターミナルも見え、その奥には川崎や横浜方面の景色も広がります。
ゆっくり見ていくには今日はちょっと寒すぎでしたね。
昼食は各自自由行動とし、屋上で冷えた体を温めるべく麺類などをいただきました。
ちょっと贅沢な空弁をいただいても、羽田空港までの往復交通費と比べたらお釣りが来ます。
空港内には、お財布まで冷えてしまった人にも温かい庶民食もあるのでご安心を(笑)。
国際線ターミナルもロケハン
さて、今回は入口をスルーしたさっきの国際線ターミナルのほうもここでご紹介。
国際線ターミナルにはこの他にもプラネタリウムなどもあり、羽田空港を観光目的で訪れる人にも注目されています。
カップルで自転車デートを考えている人にはオススメのプランかもしれませんね。
帰路もサイクリングロードで
さて、お腹を満たしてお土産を買ったところで、最後は第1ターミナルの羽田神社をお参りし、クリスマスツリーの前で記念撮影。