靴の中身

PICT0452なんとなく解りづらいBG-FITを、解りやすく紐解いていこうシリーズ。(続くかわかりませんが・・・)
記念すべき!?第一回です。
いきなりですが、BG-FITの最高峰である3Dフィットで何をするかを説明します。
3Dフィットは2Dフィットで行ったサドルとハンドルの位置調整といった上下前後方向の調整に加えて、左右方向にも調整を行い、左右差の無いスムーズなペダリングを目指します。
例えば、自分から見て左脚だけトップチューブを擦るようにペダリングしてしまう・・・といった動作を矯正するわけです。
まず重要なのは、その原因を探ることです。BG-FITでは、左右の脚の長さやその脚長差がある部位をマッサージベッドを使って調査することにより特定します。
それらを3種類あるインソールとシム、そしてクリートの位置を変更することで脚のアライメント調整し、まっすぐなペダリングを実現するわけです。
先ほどの例から考えると、以下のような場合が考えられます。
1.左大腿骨が長い
2.左脛骨が長い
3.足前部の角度が左右で違う
4.骨盤の角度が違う
5.サドルベースが曲がっている
など・・・。
これらは常に複雑に絡み合っているのですが、それらを少しずつ紐解きながらフィッティング作業を行います。
意外と5は多いです(笑)軽量なサドルは経年変化でベースが曲がることが多々あります。一度確認していただいたほうがいいと思います。
ちなみに写真は、僕のBGシューズとその中に入っているもの。
黒いインソールは元々シューズに付属しているもので色こそ違いますが、BGフットベッドのレッドと同じものです。
足前部のシムは左が1枚、右が3枚。左右の1枚はそれぞれ足前部の角度を調整するものです。ただ、BGシューズにはシム1枚と同じ角度があらかじめ付いているので、シマノといった他のメーカーだと左右2枚入っている換算になります。
また、更に右に入っている2枚のシムは、脚長差を軽減するために入れているものです。これにより左脚がトップチューブを擦るようにペダリングしていたものを矯正しています。
この調整により、長距離でも痛みが発生することなく、よりスムーズなペダリングができるようになりました。
(つづけ)

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