9月8日

030908 Qファクター短期集中連載も本日で最終回です。テーマビンディングシューズだ。
 みなさん、シューズを選ぶときって、どういう視点で良し悪しを判断します? もちろん、足の大きさや幅、甲の高さが合っているかは当然だけれど、オイラが特に重視するのがヒールカップの出来とクリートの固定位置っす。
 変な話、ソールの微妙な形状やアッパー部の締め付けなんていうのは、後から微調整ができるワケです。インナーソールを入れ替えたりとか、厚め(もしくは薄手)のソックスを試したりとかね。しかし、ヒールカップとクリート固定値だけはどうすることもできないのだ。
 オイラは今年の春からナイキのカルネルソというMTB用シューズを使っていたのだが、このシューズ、ヒールカップとソールの出来は素晴らしい(OCLV 技術を使ったカーボンソールなんて、軽くて薄くて硬くて最高の出来だった)ものの、クリートの固定位置がなぜか親指側に少し寄っているのだ。つまり、ペダル装着時に両足とも外側に着いてしまうのである。おそらく、SPDユーザーにとっては、クリートを小指側に取り付ければ問題ないのだろう。しかしタイムでは、クリートをキャッチさせる際にいちいち意識して最も内側にセットしないといけなかったのである。ぼんやりとペダルを踏み込んでしまうと、とんでもなく外側に付いてしまうのであった。
 ということで、王滝ではタイムの新型ワールドカップを使うことにした
 タイム製シューズの特徴は、クリート位置がソールのど真ん中(カルネルソに比べると5mmぐらい小指側だ)に付くことにある。オイラのようにQファクターを縮めたい人にはぴったりだ。ソールはやや厚く、重量が増えてしまう(カルネルソより片側で50g以上も重たい)のが欠点か。ヒモ締め+ベロクロテープのアッパー部は全体を包み込むようなカンジとなっていて、相変わらず足に優しい。大仰しいとも思われる硬質樹脂製ヒールサポーターは引き足を使っても歪むことないので、効率的なペダリングが可能となっている。
 まぁ、昨日の日記にある通りに、ペダルはタイムを使わないかもしれないのだが、これからしばらくの間はタイムのシューズを愛用するつもりだ。

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