2月6日

040206 持ち込みパーツの調整や取り付け、ということもちょくちょくあるわけですが、たまにパーツの状態を見て冷や汗をかくことがる。このパッドもそう。マニト ウのフロントサスに付けていたと思われる旧XTのディスクパッドなのですが、減り方が普通じゃない。すごい偏摩耗ですな。
なぜこんなことになったかというと、マニトウに旧XTを組み合わせた場合は、170mm径のローターを使わなくちゃならんのに、どうしたことか 160mmローターを使っていたからなのだ。だからパッドの外側5mm分がローターに当たっていない状態だったワケです。ここまで減ると、ブレーキレバー をいくら握ってもパッドとローターが摺れないから、ブレーキが利かないはず。XTのキャリパーは外側に隙間が開いていてパッドの減り具合を視認できるよう になっているけれど、そこから見る範囲ではパッドは減っていないという状態。パッドは減っていない、エアも咬んでいない、なのにブレーキが利かない…とい うとても危険な状態になっていたはずなのだ。
自転車は、ほかの乗り物と比べると、簡単に部品の交換ができるようになっている。でも、十分な知識がないとなかなかヤバイことになることも少なくない。 かといって全てが自転車屋任せだと、いつまでたってもいじれるようにもならないし…。最初のうちはトライ&エラーをするしかないわけですが、取り 付けに不安な場合は、購入ショップに『ちゃんと装着できているか』を見てもらうのがいいですね。

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