さて、2013レースバイクの仮組みが終わったので報国。
完成車状態で7.80kgでした。軽い!
Jシリーズ・エリート最軽量を目指してみましたが如何でしょう??
MTBに限らずスポーツ用の自転車というのは、常に0kgを目指して作られています。
現実的には物質には質量がありますし、そもそもUCIによって車両重量が規定されているので、車両が0kgにはならないのですが、目指していることだけは確かなんです。
かつてフレーム材が鉄しかなかった時代は、ロードバイクですら10kgを切れたら軽量な部類でした。市販部品を削ったり、穴を開けたりして『ようやく9kg!』みたいな。
それが今では、軽めのフレーム&ホイールにスラムREDを組み込めば、普通に5kg台に入ってしまいます。電動デュラだったとしても6kgそこそこ。
しかもギヤ比はワイドになっているし、バイクの剛性は増しているし、ブレーキだって効くようになっているのに、です。
自転車が誕生して100年、「ほとんど形状が変わっていない」と言われることもある自転車ですが、テクノロジーの進化は本当に目を見張るものがあるんですよね。
さて冒頭の7.80kgバイク。
おおざっぱなスペックは以下の通りです。
フレーム&フォーク:スペシャライズド・SWスタンプジャンパーHT29(Lサイズ)
トランスミッション:スラム・XX1
BB(PF30規格) :FSA・セラミック
クランク :スラム・XX1/175mm/32T
ホイール :ENVE・29チューブラー
タイヤ :TUFO・XC2/29チューブラー
ブレーキ :マグラ・MT8
ブレーキローター :HOPE・ライトウエイト160(F)+140(R)
ハンドル :リッチー・スーパーロジック10°
グリップ :ボントレガー・RXXXL
ステム :BBB
サドル :ローター・SD3
シートポスト :Mcfk
ペダル :クランクブロス・エッグビーター11
ボトルケージ :ボントレガー・RXXXL
軽量化に意外と貢献してくれたのがマグラのMT8ブレーキ。
取り付けバンドはシフトレバーと一体化できるのだが、その方が重くなってしまう。
レバーの形状自体はシマノ・XTR(BL-M985)の方が指を掛けやすいと思うが、あまりブレーキを掛けなければいいか?
ポジション面では、ステムを変更。突き出し寸法を10mm伸ばしてみた。
BBB・マウンテンドライブ35D/35°×120mm。
これでロードにより近いポジションが実現できる(はず)。
チェーンは今のところスラムなのですが、KMCの11速カンパ用に変更予定です。
ボトルケージはレースコースによっては装着しません。
チェーンリングは暫定的に32Tを装着しています。コースによって28〜36Tが考えられます。
ということで、もう少し軽くなる可能性もアリですね。