先日の緑山MTBフェスティバル。偶然にも知り合いのフォトグラファーが写真を撮ってくれており、その中にコーナーの連続写真がありました。トンネルの上あたり。尾根道をダーっと下ってきて、大きな右コーナーを回り込みながら登り返している場所です(この先でグラウンドに下りてトンネルへ向かいます)。
ちょうどコーナー外側にカメラマンがいたため、最後の写真では彼を避けるようにオーバーアクション気味になっていますが、MTBでのコーナリングの特徴が良く表現されていると思います。
「コーナーはリーンアウトで外足加重」
頭では分かっていてもできていない。できるのにやっていない。たくさんの 写真を見ていて、そういう人が多いことに気付きました。
何事も反復の公文式。身体に覚え込ませるとが大切です。
最初は重心位置や四肢の動きを常に意識する。そして意識し続けると、いつの間にか無意識で同じ事をするようになります。
同時に大切なのが顔の表情。
ここぞというところで歯を食いしばることが、どれだけ悪影響を及ぼすか。どれだけ逆効果か。
できるだけ笑顔。呼吸が苦しいときは口を開ける、ということです。
顔の筋肉を和らげると、身体は硬直悪循環から解き放たれます。そして筋肉・関節の動きに柔軟性が増すのです。
リラックスした身体は心拍を下げます。柔らかな動きは路面の凹凸をいなしてくれます。タイヤのエッジが均一の圧力で接地しつづければ、コーナーで滑りません。
そういったことを体得すると、新しい世界が開けるのです。