1シーズン使ったロードのタイヤを新しいものに交換しました。
シュワルベ・ステルビオです。
これにした理由は……色です。
両サイドの白ライン、かっこいい。っていうか、自分のバイクに合っている。
パーツチョイスはときとしてそんな簡単な次元でもOKですよね?
で、早速使ってみると、転がりの軽さと、コーナーでのグリップのバランスが絶妙。
同じスピードで同じコーナーに入ったときの安心感が格段に上がりました。
理由は二つあります。
一つはタイヤのグレード。それまで使っていたミシュラン・リチオンに比べると、2グレードぐらい高いタイヤなのです。
太さも重量もさして変わらないのですが、どうしたことか値段が高いタイヤはグリップも高いのですよね。
おまけにケーシング(タイヤ全体を形成している”糸”です)がしなやかなので、乗り心地もいいのですし、トレッド部のゴムにしたっていい材料が使われているのでしょう。
もう一つの理由はタイヤの断面形状と劣化です。
ロードの場合、特に後輪がそうなのですが、すり減ってくると山のてっぺんだけが削られて平らになってきます。
コーナーではバイクをイン側に倒しますが、すり減ったタイヤだと、傾けたときの接地面が減ってしまい、グリップが損なわれているのです。
同時に、ゴムは劣化すると硬くなって摩擦が減ってしまいますから、そういう面でもグリップ力が低下しています。
一方でタイヤは徐々に摩耗し、劣化も少しずつ進行しますから、その変化には気づきにくいもの。
新しいタイヤに交換した際、「あーこのタイヤはいいな」と思うと同時に「今までのはグリップが低下していたのだな」と気づかされるのです。
今は安心してコーナーを攻められる新品ステルビオですが、1年後にはどう感じていることでしょう?
(CUB)