年の瀬が迫ってきて、冷え込みが厳しくなってきましたね。
真冬のサイクリングで、冷たさを感じるのが手足の末端です。
グローブやシューズカバーで対策をしても、それでも冷たいってときは、ちょっとした工夫で凌ぐことができるかもしれません。
手が冷たくならないように
ライド中にグリップやブラケットを強く握ったり、緩めたりを繰り返し行ってください。
指を動かしたり握力の筋肉のポンピングによって血流がよくなり、体内の温かい血液が指先に回るので、わずかですが指先の冷えが解消されると思います。
注意すべきは、グリップ(ブラケット)から完全に指を離してしまわないこと。
グローブの指とグリップの間が密着していれば、そこの体温を冷気が奪うことがないのですが、指が離れてしまうとグリップ部分に伝わった体温まで冷やされてしまいます。
足のつま先が冷たくならないように
指と同じで、シューズの中で指先をぴくぴくと動かしてあげましょう。
同じく血流が良くなるので、足先の体温が上がることが期待できます。
ペダリングしながらだと難しいんですが、クランクを止めているときなどはこちらもぜひお試しください。
下りで体が冷えないように
これはあまり現実的ではないかもですが、下りでスタンディング姿勢になったり、腕を曲げてハンドルの上に伏せるようなカンジでシッティングに戻ったり、というアクションを繰り返し行います。パンプトラックでのパンピング動作と同じかんじです。
写真がないと説明しずらいのですが、ヒルクライムレースの下りで僕と一緒に下ったことがある人は僕がやっているのを見たことあるかもです(笑)。
長い下りでは乗車姿勢が固定されてあまり筋力を使わないので体温が低下しやすいのですが、積極的に体を動かすことで体温を作り出そうという狙いです。
でもやっぱり防寒アイテムに拘りたいなら
グローブだけで手の冷たさを防げないのなら、
おそらく、野球のグローブのことをミットと呼んだり、キッチン用品のあれと似ているということが名前の由来でしょう。
フラットハンドルのMTB・クロスバイク用とドロップハンドル用があります。
店長も長年愛用しています。
関東南部エリアの冬の寒さ程度なら、このBar Mittsだけで指先はバッチリOKとのこと。
このBar Mittsなら分厚いグローブを着用する必要がないので、ブレーキレバーの操作感を損なうこともありません。
手持ちのウェア類で対策するなら
あと今春に掲載した防寒アイテムの能力を良くする裏技も参考にしていただけたらと思います。
冬はシクロクロスシーズンの本番でもありますが、レース中に指が冷えてしまうときは、ときどき指のニギニギ運動で血流を良くしてあげるのを思い出して下さい。
追伸: ニギニギ運動は、厳冬期用グローブではなく春秋用グローブや素手(笑)でも多少の効果がありますよ。