トライアスロン専用のShiv

スペシャライズド・ジャパンの財務部長がアイアンマン・コナで乗ったプロトタイプ


スペシャライズドが新たにリリースした、トライアスロン専用のShivの発表会に先日行ってきました。
これまではTTバイクと兼用モデルのShivがあったのですが、自転車レースのルール(UCI規格)に合わせないといけないので空力面などで制限が多々ありました。しかし、トライアスロンではそういった規格に囚われる必要がないので、思いっきり空力を重視。トライアスロンだけをターゲットに再開発されています。
ただのモディファイでないのは、そのスタイルを見てわかっていただけると思います。一番スゴイのはハイドレーションバッグを内蔵(500~750ml程度)してしまったこと。このハイドレーションバッグは取り出せるのですが、レース中はそんなこと出来ません。なので走行中にも簡単に中身を補給出来るようにも出来ています。
他にもフィッティングしやすいとか色々あるのですが、あまりメーカーが表記していないところもトライアスロンのことを考えています。
例えば、フロントブレーキはあえて内蔵していません。これは輪行のことを考えて。トライアスリートみんながバイクのことを詳しいわけではないので、簡単にハードケースに入れて運べるようにも考えてのことです。同様にリアホイールの取付もこれまでのTT/トライアスロンバイクではトラックエンドが用いられることが多かったのですが、これも普通のロードと同じように一般的なロードエンドが使われています。
これらの細かい配慮は、最近のスペシャライズドのバイクに共通している点です。アルミシートポストなんて見えないところにわざわざ肉抜きをしてあったりする。トータルでのバイクの完成度の高さは、他社にないといっても過言ではないでしょう。

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