パワーメーター(2)

またそのうち……などと言いながら、前回、パワーメーターに関して書いてから1年以上が経ってしまいました(汗)。1年って本当に早いですね(←そういうことではない?)。
さて、09シーズン後半には外してしまっていたのですが、年明け久々にiスポーツを取り付けました。
自転車の面白いところは、自分の出力を比較的簡単安価に計測できるということです。たとえばランニングとか水泳だと、自分の身体がどのぐらいの力を出しているのかがわかりません。ところが”自転車”という機材を介しているため、間接的に自分の出力を数値化しやすいのです。果たして自分の身体はどのようなパワーを出してくれるのでしょう?
火曜周回やら土曜ロード練やら、三浦往復やらで判断すると、現時点での自分の出力は平地巡航250w、瞬間700wといったところのようです。約70km走っているロード練冬バージョンの所要時間は約3時間ですが、その間の平均値は210wぐらいでしょうか。ここには走り始めのウォームアップ区間や、赤信号手前での惰性走行、尾根緑道のポタリング区間を含んでいます。
一般的に、「普通に自転車が速い」という人は、200wで1時間ペダルをこぎ続けられると言われています。そしてアマチュアライダーの上位レベルが300wで1時間。多くのアマチュアライダーにとって、この「オーバー300w」は大きな目標となります。オイラにとってもそうです。
これが日本のロード実業団トップ選手になると400wで1時間です。自分にはちょっと縁遠い数値になってしまいます。
もちろん世界的に見れば、400wなどというのは平々凡々たる数値で、トレードチームに所属するプロ選手では500w。そしてランス・アームストロングの最盛期は600wで1時間だったそうです。単純に言えば、日本の上位アマチュアの倍の出力を1時間出し続けるということ。もしくは、持久系アマチュアライダーが瞬間的にダッシュしているときの出力で、1時間走り続けられるということです。
よくよく考えると確かにその通りで、たとえば我々が1人で平地を走っているとき、一瞬なら時速40〜50kmは出せます。でも、ツール・ド・フランスなどの個人TTを見ていても分かるとおり、世界のトッププロというのは風圧に抗いながら、時速50kmに迫る(もしくは越える)時速をキープしていますよね。
そしてスプリンターたちがゴールスプリントをしているときの瞬間出力は2000wに達するといいます。世界というのはそういうものです。
もちろんこの出力というのはクルマと同様で、いくらパワーを出せても体重が重かったら意味がありません。本当に大切なのはパワーウエイトレシオ。今年はキッチリと300w1時間を出せるようになりたいと思います。もちろん今の体重をキープしたままで。はたして仕事合間のにわかトレーニング、しかも40歳を過ぎてしまったこの老体?で、そのような身体になれるのでしょうか!?

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