全日本レースレポ(2)

自分のレース後は【U23】と【女子】。
それぞれのクラスで優勝候補となる合田啓祐片山梨絵というスペシャライズド勢が、横綱相撲ばりの力の差を見せつけて圧勝だ。
(右の写真は、そんな二人+メカのエディさん)

とりわけ全日本8連覇が掛かった片山梨絵の走りは堅実そのもの。
上り/下りともにラインも軸もぶれることなく身体が動く。
しかし、今まで積み重ねた8回の全日本勝利の中で、今回が一番苦しかったと想像する。
5月のJ戦@富士見では、集中力が途切れて1周目で落車→機材破損でリタイアとなっている。
現在の彼女はロンドン五輪の枠取りで世界中を転戦し、心身共に疲労が続いているのだ。
前回の落車の原因もそのあたりにあると思っている。


何はともあれ、今は「速く走るって楽しい!」という原点に帰る必要性があるかもしれない。
ゴールラインを通過する際、勝利を噛みしめるような表情が脳裏に残る。
もしくはサポーターや応援に対する「責任を果たした」という安堵感か。
いずれにしても全日本勝利が再浮上のきっかけとなってくれれば良いのだが。。。
ケースケも今回は良い走りをしていたな〜。
自分のペースで走れれば強いのだが、全日本以外だと周囲のペースで走らされることになる。
そのスピードを刻めるようになれれば、通常の J戦でももっと良いリザルトが残せるのだろう。
【シニアエリート】の年齢になるまでに、それを実現する必要がある。
そういやマスターと同時刻に開催された【ジュニア】では、小学生時代から英才教育を受けてきた沢田時が圧勝。
周回数の違いがあるとはいえ、ひとつ上の【U23】を通り越して【シニアエリート】と同等の平均ラップを刻んでいる。やはり速い。
来年はここに、誕生日(年齢)の問題から走れなかった横山航太が加わるのだ。
ジュニア2強の対決、今から楽しみ!
さて、昼食後はいよいよメーンイベントの【シニアエリート】です。
〈つづく〉

関連記事

最近の記事 おすすめ記事
PAGE TOP