ニューハーフ

最近、あまりにも原形をとどめないぐらいまでに改造したバイクがあるので、ちょっと紹介。
以前、オイラが乗っていたトレック・ブルーザー。2002〜2004年まで使っていました。

このモデルはダートジャンプやトライアル用に設計された程よくチープなバイクでした。といっても、このアルミフレームは頑丈でして、フロントフォークやブレーキを交換したりといった改造を施し、シマノ・バイカーズフェスティバルのダウンヒルレースなどに参加。ぼちぼちといいリザルトを残していたんですよ。
その後、サーリー1×1を組んでしまったため、ブルーザーはしばらく使わなかったのですが、2008年に思い出したように再改造。1×1から外したフォークを入れて、フレームカラーもフォークと同色のピンクに塗り替えました。タイヤをスリックに変え、フロントキャリアも装着。イイ感じの街乗りクルーザーに生まれ変わり、新しいオーナーの元へと旅立っていきました。

サドルもBMX用ですが、ピンクのチェックでなかなかいいマッチングでした。
そのバイクが先日戻ってきまして、「転職するにあたって通勤仕様にしてほしい」というオーダーを頂きました。片道3km弱を予定(短い!)と、1万円ぐらいのママチャリでもokな距離ですが、やはり愛用していたバイクを乗り続けてもらいたいものです。通勤だけでなく、普段の買い物や、街の散策にも使えるようにと仕上げたのがコチラです。

おやおやママチャリ!?!?
ハンドルを交換して乗車姿勢がアップライトになるようにし、サドルも柔らかめなものに交換。変速はリアのみにして、シフターもグリップシフトに。ママチャリの必需品である、スタンド&サークル錠も装着済みです。

竹製の泥よけには、キャットアイのソーラー充電式テールライトをボルト止め。このテールライト、日中充電されて暗いところで振動が加わると自動的に点滅するのです。便利。フロントライトもソーラー充電式なので、普段の電池代が掛かりません。

ハンドル周り。右手には変速用のグリップシフト。ちょっと小さめではありますが前カゴ装着。ただし籐かごは雨ざらしにすると1年ぐらいでダメになりますので注意が必要です。消耗品と割り切りたいですね。
トレックの設計者も、ダートジャンプ用という男前な使い方を前提としたブルーザーが、8年の年月を経て日本でママチャリになっているとは思わないでしょう。ラグビー部のキャプテンだったアイツが、8年ぶりに会ったらニューハーフになっていたようなカンジでしょうか。

関連記事

最近の記事 おすすめ記事
PAGE TOP