今、個人的に注目しているサドルが、フィジーク・アンタレスです。
薄作りながら、独特に後ろに伸びたシルエットで乗り心地の良さを実現したアリオネは、ご存じの通り大ヒットとなりました。
一方、パッドのボリュームを多くすることで乗り心地を良くしていたのがアリアンテ。ふかふかな座り心地は確かに柔らかくていいのですが、ペダリング時にお尻の位置が上下に動きやすく、それを嫌う人もいたはずです。
アンタレスはちょうど中間的な存在。
アリオネ同様に座面を平らにしてお尻への面圧を減らす一方で、アリオネにあった後部の突起は省略(そもそもあの突起を有効活用する人っているのでしょうか?)。柔らかすぎないパッドは脚を回転運動させた際にも上下しにくく、着座位置が安定するはずです。
アリオネの座り心地に惚れ込んでMTBに付けている人もいらっしゃいますが、腰を後方へ引いた際に後部の突起が邪魔になりがちです。そういう人には圧倒的にアンタレスがいいでしょう。
ちなみにk:ium(キウム)レールで175g。
定価24,885円→轍屋価格21,150円です。
(CUB)