自走、大弛峠!

「夏といえば?」
個人的には圧倒的に「ロングライド」です。
大学時代にCC(サイクリングクラブ)に所属していたせいか、1日かけて走り続けることがなんといっても楽しい! のです。
大学CCなんて、もはや20数年前のハナシなワケですが、三つ子の魂百までってコトなんでしょうか。
今年の轍屋夏合宿は長野県の野辺山にあるSy-nakさんで8月20〜21日に実施しましたが、せっかくなので現地まで走って行くことにしました。
おおざっぱにルートは下のようなカンジです。


大弛峠に関しては、現在書店に並んでいるサイスポ9月号でも書いています。
クルマが通れる峠としては、日本最高所にある標高2,350m!
どうせならということで、その大弛峠を経由することにしました。
過去、何度か(何度も?)自走で行っているのですが、ブロックタイヤ仕様のMTBで訪れるのは初めてかもしれません。
いかんせん、横浜→塩山で約100kmあるため、舗装路区間が長いんですよね。このため今までのほとんどは700×23cのロードタイヤを履かせたシクロクロス車で大弛峠まで走り、峠でタイヤ交換。長野県側を700×32cのシクロクロスタイヤでこなす、というパターンでした。スペアタイヤはキャリアにくくりつけて運びます。
今回はシーナックさんのトレイルガイドツアーに参加するためMTBがマスト。
天気予報が微妙でしたが、20日朝5:40に轍屋を出発! 残念ながら今回は同行者がおらず、一人旅です。
とりあえずは成瀬街道→町田街道→甲州街道とひた走り、新笹子トンネルを抜けて甲府盆地へ。

勝沼のぶどう畑から見る山々は、頂が雲に隠れています。
ガスっているんだろうな〜。

塩山を通り過ぎて牧丘町に入ると、大弛峠への分岐があります。塩平を経由しても、琴川沿いに杣口(そまぐち)を経由しても、中腹点で道は合流しています。
今回は杣口経由で琴川ダム方面へと向かいました。
 
杣口界隈は、ぶどう畑の中を一直線で上ります。写真で斜度は分かりにくいのですが、キツイっす。まぁ富士あざみラインほどではありませんが。
集落を過ぎて全舗装の杣口林道に入ると、雲の中に突入。予想通り霧雨、時々大粒。
 
琴川ダムのすぐ上、柳平という集落に到着。琴川ダムを一望できます。
雨のためにペースが上がらず、甲府盆地から約1時間半も掛かってしまいます。そしてちょうどお昼時となりました。
小学校の軒先を間借りしてガッツリと補給です。

山梨県内の林道は、多くが舗装されています。さすが金丸信が育てた土建国家!?
そして開放されている舗装林道は、観光道路としての役目も担っています。
そんなワケで、杣口林道では「琴川ダムまで○○km」。川上牧丘林道に入ると「大弛峠まで○○km」という看板が立てられ、走る上での目安になります。
しかしこの「3km」。
「あと3kmだけ」と感じるか「あと3kmもある」と感じるかは本人次第。
で当日のオイラの場合。さすがに散々走って上った末なのでペースがガクッと落ちており、やはり後者でしょうか。。。
 
琴川ダムからさらに1時間ちょい。午後1時半にようやく大弛峠に到着です。
標高2,350m!
峠は山梨・長野の県境となっていると同時に、分水嶺にもなっています。峠の南側に降った雨は太平洋へと注ぎ、北側に降った雨は日本海へと注ぐのです。
そして長野県側はご覧のような荒れた林道。見事なコントラストです。
レインウエアを上下に着込んで下りましたが、寒い寒い! 震えながら千曲川まで下りたら、道路脇の温度計が16℃を表示していました。おそらく大弛峠は一桁だったことでしょう。
そして15時ちょっと前、無事に野辺山へと到着しました。
走行距離は172km。しかしMTBで、加えて登坂標高が多かったため、ロードでなら200km以上走行したような疲労感となりました。
 

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