4月4日

030404 某氏のバイクにFOXの新作フォーク、F80Xを装着。このサス、いわゆる“スペシャ・ブレインショックのフロント版”ってヤツです。舗装路みたいに路 面状況のいいところではリジッドフォーク(全くサスが沈まない)で、下から衝撃が加わるとオイルバルブが開いてサスがストロークするというもの。ブレイン ショックに対して、“テラ
ロジック”という機構名が与えられている。サスもどんどんハイテクになってゆくなぁ。
装着後、店の前の歩道とキノコ公園で早速近所を試乗させてもらう。
まずは立ちコギ。おおっ、全然動かないぜ! ペダリングロスがゼロで、しゃきしゃきと上っていく。
続いてキノコ公園の階段を下ってみる。おおっ、超スムーズに動くぜ! 動きはまんまFORXフロート。フォックスの場合、このF80Xも含めてアウター ケース、インナーチューブ、クラウンともに剛性があるから、ライバルメーカーのXC系フォークに比べると下りの安心感が格段に高い。それに、乗っていても ロックアウトのON/OFFの切り
替えがほとんど分からないほど自然なフィーリング。スゴイな。
重量はロックショックスSID比で約300g増。ごく一部のシリアスなレーサーを除けば、おそらく重量増以上のメリットが得られることだろう。
ちなみに社長のフォックス氏によると、このテラロジック機構はリアよりもフロントの方が効果が高いという。
確かにリアはトラクションが掛かっている(チェーンにテンションが掛かっている)状態だとリアサスが沈み込みにくくなって、ペダリングロスが軽減される ようになっていることがほとんどだ。だから、故意にペダルを踏み下ろしたりしない限り、大きなパワーロスは発生しにくい。むしろ上りでもサスが多少動いて くれた方が後輪が跳
ねないから楽にヒルクライムができるというもの。
ところがフロントはというと、ライダー自身の上下動に対して敏感に動いてしまう。だから、よほど丁寧に脚を円運動させない限り、常にサスが上下にストロークしてしまうのだ。
そんなんなら、ロックショックスの“リモート”で十分なんじゃないの…って気もするんだけど、一生懸命走っていると頭がボーッとして、ロックアウトの解除を忘れたままダートを下っていたりするんですよね。

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