TOCとBG-FIT

2001年に発売され、一世を風靡したビジネス書、「ザ・ゴール」。
エニヤフ・ゴールラット博士が提唱する制約条件の理論(Theory Of Constraints)を小説のかたちをとって説明した本です。
話題になったときに僕も読みましたが、シンプルで理にかなったソリューションは衝撃的でした。
実は昨年、BG-FITの講習を初めて受けたときの印象は、「BG-FITはTOCみたいだなぁ」というものでした。
というのもBG-FITは、アセスメントなどによりボトルネックを特定し、そのボトルネックの能力の範囲でポジションを最適化するからです。
例えば、柔軟性に難がある(ボトルネック)にも関わらず、低いハンドル位置にした(空気抵抗を減らそうという部分最適化)場合、結果的にボトルネックによりうまくペダリング出来ずに、速度を長時間維持すること(スループット)は難しくなります。
BG-FITでは、その範囲で許されるハンドル高を決め(ボトルネックの徹底活用)、全体的な最適化するわけです。
もちろん、柔軟性に難があってそこでロスが生まれていたとしても、それを上回る筋力をつければスループットをあげることは出来ます。ただ、それは生産ライン全部に余分に人員を配置するようなもの。コストが高くつくわけです。
TOCに似てますよねぇ。だから、シンプルで強力なソリューションだと思うんです、BG-FITは。
さぁ、あなたのハービーはどこでしょうか?

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