トップフューエルがレーシングバイクであるのに対して、このEXはトレイルバイクのシリーズになります。前後ストロークは20mm伸びた120mm。
2010年のアップデートとしてABPがローラー台も使えるように幅が狭くなったABPレースの採用とFOXと共同開発したDRCVユニット等が変更点です。
さてそのアップデートの核となるのはDRCVユニット。通常のエアユニットはプログレッシブ効果といって沈んでいくにしたがって内圧が上がり、だんだん硬くなっていきます。これは口を塞いだ注射器を押していくことを想像していいただければわかりやすいかと思います。これに対し、最近はダウンヒルバイクでしか見なくなったコイルユニットは、最初から最後まで基本的に同じ硬さで動くのが特徴。そのおかげで最後までスムーズにストロークするわけです。
DRCVユニットは二つのエア室を可動式のプランジャーでつなぎ、コイルユニットのようなスムーズな動きを実現しています。
構造は簡単。ストローク前半でエア圧が上がり硬くなり始めるぐらいでプランジャーが物理的に動き、2つ目のエア室に空気を逃がしてあげることで、エア圧を下げストローク量全体を使えるようにしています。
残念ながら緑山だとこのユニットを体験できるほどのギャップがなく、わかりませんでした~。すいませーん。