眠っている昔の自転車を引っ張り出してきて、もういちど乗ろう！　という方が増えてきているように思います。
新しい安価なクロスバイクを買うのと同じぐらいの費用がかかったとしても、どうせなら再稼働させる、ということも少なくありません。
ちなみにこのロードフレーム、30年以上前のモノなのですが、リアのエンド幅が120mmなのです。まだリア5段変速が標準的だった時代です。
お持ちいただいたのほぼフレームのみ。つまりパーツを手配しないといけないわけですが、さすがに今のエンド幅130mm用の部品は使えません。
かといって、120mm用のパーツ群なんて、もうクラシックパーツというか、いわゆる”骨董品”の世界なワケで、手配しようにもなかなか揃わないですし、揃ったとしてもいくらになることか……。
そこで思い切ってシングルスピードです。
昔の雰囲気を残しつつ、いいカンジで仕上がると思います。サイクリングロードなどの平地メーンなら、のんびりポタリングには最適でしょう。
なにより、30数年の時を経てまた動くフレーム自身も喜んでいるはずです。
(CUB)