オリンピック予選の行われる愛媛県八幡浜市に来ています。
羽田から始発の飛行機で松山空港へ。そこからレンタカーで移動し、昼前に会場入りしました。
到着したときには晴天だった愛媛ですが、夕刻18時ごろより小雨がぱらつき始めました。
各チームともすでに選手は入っており、例年のコースに比べての変更点や、路面の確認、フィードゾーンのチェックなどを行ったようです。
スペシャチームでも、各タイヤを交換しての感触を試しましたが、結局の所は明日の雨でコンディションは大幅に変わることが予想されるので、最終的な絞り込みはできていません。これは他チームも同様のことでしょう。
さて、男女とも…というより、とりわけ北京オリンピックへの派遣が決定している女子は、例年の全日本選手権よりも熾烈なレースが予想されます。タイム差というよりも、心意気というか、気構えが熾烈なわけです。
実力と実績から言えば片山梨絵ですが、恵まれた体格でメキメキと力を付けてきている矢沢みつみさんも、トップが気を緩めればすぐ背後に迫るでしょう。80年代からロードレースで活躍していた中込由香里さんには豊富な経験があります。そしてここ2年ほどロードレースに重点を置いていた真下まさみさんは、大穴的な存在といえるでしょう。
世間が、「女子は梨絵ちゃんが勝って当たり前」という空気になっているようにも思えますが、彼女自身もそれを感じているだけに、大きなプレッシャーとなって襲いかかっているはずです。
そのプレッシャーの大きさは、オリンピック決勝レースのスタートラインに立つとき以上となるでしょう。
追う者と追われる者という立場の違いと言えばいいでしょうか。
堅実・確実に、しかし守り一辺倒になることも許されないという、とても難しい位置にいるわけです。
竹谷賢二監督(←と表現してもいいと思います。正式な監督ではありませんが)の元、各スタッフが全力を尽くしてレースに挑む所存です。
ちなみに写真はチームメカニックブースでの残業風景。選手達はみんな宿へ行ってしまいましたが、裏方はレースに向けての準備に余年がありません。
(CUB)
朝6時45分、羽田空港にて朝食。片山梨絵(左)と竹谷賢二(右)のチームメンバー。そろそろ緊張してきましたか~!?!?
大学のとき以来19年ぶりに四国上陸。いちいち小さなことに感動していてスミマセン。
スペシャチームのスタッフ紹介その1(←続くのか!?)、エディさん。総支配人兼メカ総指揮兼カフェ番人。チームテントの設営・撤収は、彼の指示なくしては進まない。