TREKの軽量ロードバイク emondaがフルモデルチェンジで登場しました。
初代emondaはemonda(削ぎ落す)と言う名の通りメーカー完成車で4kg台と過激な軽さを求めたバイクでした。
前回のモデルチェンジは中身は大きく変わったのですが、パッと見の見た目は大きな変更は感じられませんでした。
公式レースに出れる6.8kgと言うレギュレーションがある現在にはこれ以上の軽量化は無意味。
その中でどれだけエアロやライドフィーリングを高められるかが開発の焦点になっています。
今回の新型EMONDAのテーマはセミエアロ化です。
一目見た個人的感想は、最高に格好良い!
開発のターゲットはアルプデュエズや、国内の富士ヒルクライムを最速で登れる様に研究開発されました。
空気抵抗を減らすカムテール形状を採用しました。
シートポストをカムテール形状にしなかった理由はカムテール形状だと空気抵抗を減らす事が出来る。
その反面乗り心地が固くなってしまうデメリットがあり
新型のemondaは通常のシートマストを採用して乗り心地も確保しています。
madoneの様な振動吸収するisospeed機構を入れる、と言うのも手ですがその構造だと重量が増えてしまう為
emonda(削ぎ落す)というコンセプトを継承してシートマストのままとなりました。
エアロ特化のmadone
軽さとエアロの両立をしたemonda
快適性と多用途のdomane
TREKのロードバイクはそんな住み分けがされています。
通常カムテール形状だと表面積が増えて重量が増えてしまう所、
新型emondaは新開発のOCLV800カーボンを採用して、フレーム重量は前作とほぼ同じに抑えられています。
ディスクブレーキかつ、エアロでありながら未塗装で700g以下の超軽量フレームです。
ステムと一体型の新型aeolus rslバー/ステムは整備性の高いセミインテグラルのエアロハンドルで
風洞実験設備では7w削減の実験結果が出ています。
音鳴りに悩まされた方も多くいたプレスフィットタイプのBBから、整備性の高いねじ切りタイプのT47 BBに変更
ジオメトリーはヘッドチューブの短いH1.5ジオメトリーを採用
エアロの恩恵を受けたいけどmadoneだと小さいサイズは50からで(適応身長158cm~163cm)
サイズ問題で断念していた方にも吉報です。
新型emondaでは47サイズ(身長152cm~158cm)からあるので
小柄な方にもエアロの恩恵が受ける事が可能となりました。
フレームの金型は一緒、違うのはOCLV500カーボンか?OCLV800カーボンか?
それだけの違いしかないSLグレードはとてもお買い得です。
ちなみにフレームセットでの販売もあり
SLグレードは¥200,000-
SLRグレードは396,000-
20万円の差額ですがフルフレームセットの重量差を考えると大きいと見るか?小さいと見るか?
早速実際にお試し頂けるemonda sl5の試乗車のご用意がありますので、気になる方は是非お試しください!