そろそろ王滝のことを考えてみる(1)

2年連続リムでゴール地点まで帰ってきた

2年連続リムでゴール地点まで帰ってきた

恒例の9月王滝が1ヵ月後に迫ってきました。
今年は諸都合のため、残念ながら9月のSDA王滝参加は見送ることになりそうです。
王滝用バイクは昨年バラしたまま再び組み上げる目処も立たず、おまけにJシリーズのほうでエリート残留がかかっているような状況(J1富士見と王滝が同週末開催)。
しかし、昨年のDNFの雪辱を晴らすべくアレコレと王滝のことも考えてみたり・・・。
ところでぼちぼち各社から2014年の新製品の情報が上がってきているのですが、そんな話題の日記を書くことも忘れるほどの相変わらずの多忙っぷり。
そんな昨今、もし王滝に出るならコレ使いたいな~なんてアイテムがいくつかあったのでご紹介。 


まずはタイヤ編。
過去の王滝参戦暦のとおり、これまで幾度となくパンクトラブルに泣かされてきました。
王滝とはパンクとの戦いでもあると言えます。
「貧脚」というハンデを乗り越えるべく、軽量なタイヤを装着したものの、その耐久性はトレードオフ。
結果、過去2年間は度重なるパンクによって走行不能に陥るほどのレース結果ばかりでした。
さて、すっかりXC用バイクのシェアを席巻してしまった29インチMTBですが、その29インチで王滝用におすすめなタイヤがスペシャライズドから登場したのでご紹介。
 
specialized_fasttrak
FastTrak Control (ファストトラック・コントロール)
FastTrak Armadillo (ファストトラック・アルマジロ)
両タイヤとも、昨シーズンのFastTrakモデルチェンジの際に採用された有限要素解析に基づく新しいブロックパターンになりました。
コントロールのほうは、以前から完成車の標準装備され、カットパンクのリスクが高い後輪に採用されていましたが、今シーズンからタイヤ単品でも販売されるようになりました。
最上位タイヤのS-Works FastTrakよりも100gほどの重量増ですが、カットパンクの耐久性は15%ほど上がっています。
アルマジロのほうは26インチ版を王滝で使っていた方も多いですが、その29インチ版が今年から販売開始されました。
アルマジロとは同社のロード用タイヤでも採用されている技術で、FastTrackコントロールよりもカットパンクやリム打ちパンクに対して強くなっています。
FastTrakシリーズは「グリップ力」と「ペダリングの軽さ」のバランスに優れた万能なXC用タイヤと言えます。
 
specialized_renegade
Renegade Control (レネゲード・コントロール)
こちらもS-Worksグレードのタイヤはレーサーたちにも高く評価されていますが、こちらのコントロール版もカットパンクに対する耐久性を15%向上させたバージョンです。
ドライなトレイルで必要な最低限のグリップ力を確保しながら、低いノブによって極限まで転がり抵抗を抑えられたのがRenegadeシリーズです。
セミスリックとも言えるトレッドパターンですが、しなやかなケーシングによって接地面積が広くなるので、使用してみれば意外とグリップ力が高いことに驚くはずです。
内外のトップレースで活躍する選手はこのRenegadeのS-Worksグレードのタイヤを使う人も多いですが、Cape Epicなどのマラソン系XCレースなど、パンクのリスクが高まる環境ではこのコントロールグレードをチョイスするようです。
また世界を転戦するワールドカップでも、例えばアメリカ開催のWindhamみたいにシャープエッジなロックセクションなどが存在するコースで、こちらのコントロール版を履いて走るワークス選手もいます。
タイヤノブが低い分、尖った岩などでダメージを追いやすくなるので、ケーシングが強化されたコントロール版をチョイスするようです。
 
ところでFastTrakとRenegadeのコントロールグレードに共通ですが、上位のS-Worksグレードのタイヤよりも少しリーズナブルなっています。
ですので、レーサーな人でも練習用タイヤとして普段利用するのもいいかもしれませんね。
王滝でタイム短縮を狙いたいけどパンクリスクが心配な方も、ぜひ2014年版のタイヤ製品をご検討ください。
 
※各タイヤの在庫状況は店頭かショッピングのほうでご確認ください。
※スペシャライズド製品は、前年より継続のパーツ・アクセサリーが価格改定となっております。
※写真は実際の商品とロゴなどが異なります。

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