ロードでツーリングしている方、結構多いと思います。
ツーリングの目的が、走ることだけならいいのですが、実際にはあちこち史跡に立ち寄ったりして結構歩くことも多いですよね。そうすると不便なのがロード用のビンディングクリートだと歩きにくいこと。どうしても、つま先のほうが高くなってしまいます。
そんな理由で歩きやすいMTB用のシューズを選択する方も結構いらっしゃると思います。
でも、MTB用のシューズはハードな使用に合わせて出来ていますから、かなりガッチリ出来ており、ロード用と単純比較すると重めにはなってしまっています。
そこでオススメなのがシマノのクリートアダプターSM-SH40。LOOK規格の3穴とSPD規格の2穴のクリートが取り付けられるシューズに、SPD規格の2穴クリートを出っ張らずに取り付けられるアダプターです。スペシャライズドだとBGコンプやBGエリート、BGスポーツなどのグラスファイバーソールのモデルが対象になります。
写真のように無加工でスマートに取り付けが可能です。約10mmつま先上がりになりますが、約15mmほど上がる各種ロードペダルのクリートに比べれば歩きやすいハズ。もちろんアダプターですから外せば元に戻ります。
「最初はカジュアルな格好でロードを乗りたいからSPDだけど、ゆくゆくはレースに出るためにLOOKのロードペダルを使いたい!」
・・・なんていう場合にもシューズを換えずにそのまま使えます。
実際にはシマノシューズ用としてラインナップ作られているため、若干デザインが合わないところがあるのですが、プラスティック製ですのでネジを締めていけばアウトソールのアールに沿ってくれます。なので、ほとんどのシューズで使えるハズです。・・・といっても店頭で在庫しているのがスペシャライズドのシューズだけなので他のメーカーは試したことがありませんが。。。
ちなみにシマノからはLOOK規格3穴しかないシューズにSPD規格2穴のクリートを取り付けるSM-SH85なるアダプターが出ています。しかし、このアダプターの厚みが約7.5mmあり、これにこのSM-SH40を取り付けると10mmもアウトソールからクリートの取り付け位置が離れてしまうため、とても現実的とは言えません。SM-SH85はSPD-RクリートをLOOK規格のシューズに取り付けるアダプターと考えていただいたほうがいいでしょう。