1月11日

040111 最近はやりのディスクブレーキ用ウエーブローター。最初はAVIDのクリーンスウィープローター(外周部にドロを切り掻くための切り込みが付いている)程度だったものが大胆なデザインになり、マグラのマルタSLが決定的な流れを作ったというところだろうか。
ウエーブローターのメリットは、セルフクリーニング性の高さにある。ホコリや雨、泥がローターやパッド表面に付くと、一時的にブレーキの制動力が落ちて しまう。ウエーブデザインにしておくと、エッジ部分がキャリパーを通るたびにパッド表面に付いた異物を掻き出してくれ、パッドとローターの両者の表面が常 にきれいな状態になるのだ。
ということで、レースに熱心な人(台風でも直撃しない限りレースは開催されますからね)や、雨でも走る熱心なツーリスト、雨上がりや雪中ライドをする人にとっては、コントロール性に優れたとても素晴らしい製品といえる。
一方で、ウエーブローターの欠点は重量だろう。ヘイズ160mm径の場合、通常の“円盤”に比べると約20g重たい(このくらいはどうでもイイ…という人がほとんどでしょうが)。でもブレーキング社製の2.0mm厚ローターだと、もっと重たいはず。
余談だけれど、ローターが厚くなると制動時の熱変化が少なくなるため、ベーパーロック現象や熱フェード現象が起きにくいというメリットがある。まぁ、熱 心なDHライダーならともかく、一般ユーザーでその性能を求める人は果たしてどのくらいいるかは疑問だけれど…。
ということで、ヘイズ純正160mmウエーブローターは1枚5,800円です。160mm径であれば他社ブレーキでも使えます(←なんだ、結局宣伝かよ!)
【写真上】ヘイズ純正の160mmローター。1枚5,800円です。
【写真下】 アヴィドに追従するように、シマノのローターもマイナーチェンジで外周部に切り掻きが付きましたね。

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