パワーメーター比較 powertap stages

ちょっとマニアックな記事で長いので興味の無い方は方は戻るボタンを押してください。
パワーメーターが吐き出すパワーは正確に他人とフィジカルを比較出来る唯一のデータです。
例えばある平坦区間を同じave40キロ、何分で走ってやったぜ!
と言っても機材、フォーム、向かい風なのか、追い風なのか、集団なのか必要なフィジカルは大きく変わります。
風の影響の少なくなる登りのタイムアタックでも条件次第で差が開きます。
そういう自分の力を計れる画期的な物差しですが機材間での誤差はどうなの?
という事でpowertapをお借りし、自分の普段使っているstagesを実際に比較してみました。
赤がgarmin powertap g3 ハブ型
白がstages 第3世代 左のみ
ウン十万するSRMと同じ位精度に定評のあるハブ型powertap g3
低価格でクランクにかかる力を測定して駆動損失等も計算してパワーデータを吐き出すstages
誤差1~2%との話の真相や如何に。
テストは100wから始まり30秒ごとに50w位ずつ上げてテストしました。

フロントチェーンリングが42tで回り切ってしまうので400w辺りで打ち止めです。
アップ無し作業服でやっているので漕ぎにくいかったですが結果は

powertap 平均パワー254w NP305w max470w
stages 平均パワー252w NP300w max453w
平均パワーとNPは差1.5%に収まっていて最大パワーは3%程stagesが低く出るという結果でした。
(スピードの値は左はハブの回転数、右はGPSのみで取っているので無視してください)
これを大きいと見るか小さいと見るかは人それぞれです。
測定前の両者の校正値はこちら

ちなみに
powertapの校正値は500~524
stagesの校正値は850~930
内だと±2%の精度が約束されています。
校正値がこの範囲よりズレている様だと正確な値は出ないのでその場合は修理が必要です。
大事なデータを取る時は校正値の確認をしてから行いましょう。
パワーが伸びた!パワーが下がった…一喜一憂してもそれが機材のせいだったら悲しいですからね。
powertapハブ型の良い所
正確で一番壊れにくい所に付いている
デメリットはホイールを選べない所
stagesの良い所
安くて軽い(+20g)
デメリットのstagesは故障や防水性が…と良く聞きます。
第3世代になって改善された様で豪雨や王滝でも問題なくデータロストも無く安定しています。
使った事が無いですがペダル型良い所
バイク間の移動が簡単、クランクをメーカーに送る等の手間も無い。
デメリットは落車の際の不安がある所でしょうか。
どちらにせよ非常に高価な物ですが自分の得意不得意が分かり
鍛えたい所を狙って効率的にトレーニング出来るツールです。
速く走りたい方はこの冬パワーメーターを入れて効率的にトレーニングしてみてはいかがでしょうか?
次回は気になる人は気になる?XCライダーのパワーデータです。

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