トレック・マドン7+9070系デュラ

OLYMPUS DIGITAL CAMERAロード練等に参加頂いている方はご存じでしょうが、先日からトレック・マドン7に乗り始めています。
変速系は9070系の新型電動デュラエース。
前後ブレーキは9010系のダイレクトマウント方式。
自分で言うのもナンですが、今まさに一番”旬”なバイクです。
昨夏、一足早く某誌の試乗記事絡みで乗りまして、「コレは速いな〜」と感激して、迷わずポチッと(?)発注してしまいました。
で、早ければ昨秋ぐらいに来る予定だったのが、デュラの量産が遅れに遅れてすっかり春です。
とはいえ、アレコレとイジりながら700kmぐらいは乗ったので、ちょっと印象などを。
まず新型マドン。
ブレーキがダイレクトマウント方式になって、取り付けだけでなく制動フィールもダイレクト感が増し増し。同じ今までと感覚でレバーを握ってしまうと、簡単に後輪が滑り出してしまいます。
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Rブレーキ台座がBB裏へ移設されたおかげでシートステーがスカスカになって、乗り心地の向上に大きく寄与してくれたのも見逃せないポイント。
ブレーキがなくなったことでシートステーの剛性を落とすことが可能となり、サドルへ向かう振動を吸収してくれるんですよ。
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一方、ヘッド周りはかなり固められています。
空気を切り裂くようなエッジの効いたヘッドチューブには、テーパードのストレートフォークが組み合わされており、シャープなハンドリング。ブレーキを掛けながらの旋回、前荷重でのスプリントなどではとてもダイレクトです。
9070系デュラは、ブラケットの形状などが若干見直されて、日本人にとってはより握りやすくなったかな、という印象です。
また、7970系電動デュラからだと電装ケーブル類が4芯から2芯規格の”eチューブ”化され、さらにフレーム内装式のバッテリーも用意されるなど、よりスマートな取り回しになっています。
見た目とケーブル類の変化に対して、変速の歯切れや変速スピード自体はさほど変わっていないと思います。違いは単純にリアが11段化された、ボタン長押しでの多段変速に対応した、ということの2点でしょうか。
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スピード&ケイデンスセンサーはチェーンステーに埋め込まれています。ANT+規格なので、同規格の各種サイコンやメーター類(ガーミンが代表的な存在でしょうか)と組み合わせることも可能です。
ちなみにバイク重量は、写真の状態で実測6.2kg(ペダル/ボトルケージ/メーター込み)。うーん、普通に激軽ですね。
こんな”戦闘機”に乗って、ドコへ向かうのでしょう?
自分でも分かりません。別にロードのヒルクライムレースに出る予定はないし、ましてやロードで実業団登録するつもりもありません。
しかしひとつだけ言えるのは、良いバイクは誰がどこで走らせても気持ち良い! ということです。
たとえばオイラはしばしば三浦半島を一周します。そして100kmを越えてから脚がジワっとイッパイになってきて、それに応じて速度も落ちてしまいます。
でも、体がキツくなって速度が落ちたとしても、バイクの軽快感があればライディングへの集中力は確保されやすいんです。
練習のように追い込んで走ると、体のアチコチがバキバキに張ってフラフラにはなりますが、疲労困憊でフラフラしながら走る、なんてことはないんです。
ということで、「単純に気持ち良く超距離・長時間を走りたいんだ!」というだけでも良いじゃないか、と思うこの頃です。

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