GPミストラル ♯4 レースレポ

今年初レースはシクロクロス。
毎度おなじみのGPミストラルでした。
カテ1昇格を密かに目論んだ結果は……。
レース内容に大いに後悔させられるコトとなりまして、4位でゴールラインを通過しました。
うーむ、うーむ。
ということで、以下、簡単に参戦レポです。

今年の目標のひとつが、クロスの最上位クラスであるカテゴリー1に昇格する、というもの。
そのためには、今現在のカテゴリー2で2位以内に入らなくてはならない。
前回、どうにかすればナンとかなりそうな手応えだけはあったので、自分に少し期待しつつ会場入り。
いつものように受け付け→試走→開会式→ウォームアップ、というルーチン作業をこなすと、間もなく選手招集。クロスは進行が早い。
チームランキング順と言うことで、前回カテ3で2位→カテ2昇格を決めた第一曜日氏とともに1列目に並ぶ。
視界良好。前に誰もいないというのは優越感に浸れるし、なにより気持ちが良い。
 
9時05分の定刻スタート。コーナーを先頭集団で入り、前に出て長いストレートへ。まずは様子見。
今回はジュニアクラス(高校生)との混走で、前田公平くんやら山田誉史輝くんらがいる。
彼らもカテ1で走りたいだろうが、年齢制限があってなかなか走らせてもらえない。
そのぐらい速いヤツらだ。
ほどなく前田公平がとんでもないスピードで抜いてゆき、続いて山田誉史輝。
二人の後ろに付いて1周目をこなしていると後続が離れる。
カテ2では単独トップ。これは願ってもない展開だ。
2周目。前田公平が速い。
コーナー立ち上がりのたびに徐々に離れてしまうが、現在の力の差をふまえれば仕方ない。
そして、ピットで山田父の息子への愛の鞭が炸裂する。
「ほらほら、後ろ付かせるなぁ! 千切れ千切れ!!」
 
少しはローテして前田公平を追いたいが、そんなんで終始完全に押さえ込まれる。
それもまた彼らにとっての練習か。
前回まではシケインごとに周囲のライダーに抜かれていたのに対して、今回は遜色なくこなせている。この部分は良いカンジだ。
と、ここでコッチが痛恨の落車……。
凍結が融解し始めて、ヌルヌルになった溝で前輪をすくわれてしまう。
ナニをやっているんだ、オレ。
スリップダウン程度ならすぐに走り出せたのだが、右肩から地面に投げ出されてしまった。
ハンドルとブレーキブラケットは横を向き、メーターは吹っ飛ぶ。
ブレーキワイヤがバーテープの中で引っ張られてしまい、前輪がロックされている。
一瞬リタイアも頭をよぎったが、路肩で作業してなんとか復帰。
しかし3人の集団に抜かれて順位はカテ2で4位に落としてしまう。
「まだまだ時間はある、追える追える!」というODJ氏の声が聞こえる。
狂ったリズムはすぐには立て直しにくいものだが、気合いでもう一度ギヤを掛けて踏み直す。
少しずつ前との差は詰まり、2周を掛けて集団に復帰。
そして2位までもう一度上がり直して最終周回へ突入する。
呼吸は限界に近いが、それは他のライダーも一緒だろう。
コーナーさえ前で入れれば抜かれるコトはないはずだ。
そしてこのまま2位をキープすればカテ1昇格が決まる。
「ホラ、浅井〜! カテ1に上がりたいんだろ〜??」
3UPの三上和志が叫んでいる。そう、オイラの背後には3UPジャージを着る浅井秀樹さんがへばりついているのだ。
先頭争いをしているライダー達は、誰もがカテ1昇格を目指しているということだ。
しかし……。
あと半周を残したところで、再び失態を繰り返してしまう。
オフキャンバーのコーナーで前輪を滑らせて、スリップダウン。
その隙に後続の2人に抜かれてしまったのだ。
すぐ走り出して前を追うが、5m、10、と差が付く。
あぁ、カテ1が遠のく。。。
結果、抜き返せずに集団最後尾の4位でレースを終えることとなった。
ということで
レース前半のトップ独走→落車4位後退→2位まで抜き返す→落車→4位後退
という、なんともシロウト臭い展開であった。
シクロクロスに関してはまだ中級者程度の技術&ノウハウしかない、という現実を突きつけられた気がする。
路面に対する注意力、展開する中での意識、そして限界走行中での集中力。
MTBやロードだと、要所さえ押さえれば三拍子を揃え続ける必要はない。
たとえばペダリングセクションでは、淡々とペダリングだけに集中できるし、テクニカルな場所は路面に対してだけ集中すれば良かったりもする。
しかしシクロクロスでは、常に心肺に負担が掛かり続けた上で、ロードレース的な集団内での位置取りやローテーション、MTB的なテクニカルセクションが続くのだ。
前田公平くんは明らかに前で流していた。
さしあたっては、その彼に付けるぐらいの走りを自分の中にイメージするとしよう。

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