2012スペシャライズド試乗会 その3

まだ続きます、MTBがまだですから~。
午後、ネイサン・ベネットさん、キャリー・渡辺さんによるトレイルツアーに参加・・・。相棒に選んだのは、去年までロックホッパーSLという名前だった中堅どころのカーブ。

Carve Expert

アルミフレームの29er専用モデルとして新たに命名されたのがカーブです。ロックホッパーSLからフォークコラムが1.5テーパードになったりとアップデートされています。
インプレッションとしては、「これで十分じゃん」と思わせるほどの纏まり。完成車重量は重いものの、それはコストの関係でホイールなどが重くなっているからです。レジェンドの一人、ネッド・オーバーエンドもこのカーブに乗っているそうですが、彼のバイクは10kgを下回っているそうです。
といっても、この価格から考えればパーツも軽いほうだとは思いますよ。

ハンドリングが、「切れ込む傾向にある」という意見もありましたが、歩く速度以下の極低速時に見られる程度 で実用域ではまったく気になりません。むしろ日本のタイトなスイッチバックではあれぐらいのハンドルの軽さがあったほうがいい気すらします。
まずは29erに乗ってみたい
!そして、ゆくゆくはアップグレードしていきたい・・・なんていう方にはベストなモデルだと思いますよ。
さて、ツアーのほうは、のんびりとしたものだったので、バイクパフォーマンスを試す・・・というほどではなかったのですが、でも他のお店の方やスペシャライズドジャパンのスタッフと一緒に走れて楽しかったです!
次に乗ったのが・・・トップモデル!

S-Works Epic Carbon 29er

昨年は限定モデル扱いだったこのモデル。今年はレギュラー化しました。ちなみにこのモデル、今年のワールドカップのXCOで3勝もしています。って、フルサスのバイクがWCで3勝って初めてじゃない???そして29erも同じく初めてだと思うんですが!?!?
さてバイクのほうは軽くセッティングを出して、トレイルではなくクローズドされたショートコースで試します。ちょうどレースコースのようなシチュエーションです。
しかし、重量が軽い!おそらく10kgを切っているんでしょう。29erのフルサスのウィークポイントである重量がこれだけ軽いとまったく気になりません。サスペンションも優秀なFSRシステムに加えて、前後ともにオートロックアウトのブレインショックで動き過ぎませんから、ネガティブなところがまったくなく、走れます。
楽に速く遠くに行くにはこのバイクはベストです。
また、2012年よりフロントフォークのオートロックアウト機能の強度設定ダイヤルがフォークの一番下にあったのが、他社のロックアウトレバーと同じように右肩に移動しました。これにより走りながらロックアウトの強度を簡単に調整出来るようになっています。意外とこの使い勝手の向上は大きいです。そしてフォークレッグもREBAからSIDに変更になっています。
このバイクはとってもスペシャライズドらしいバイクだと思うんです。だって、フロントフォークはROCKSHOXのSIDにブレインショック。リアはFoxにブレインショック。こんなワガママなことをするのは、スペシャライズドだけだと思います。
 
ところで、僕が29erを見るときに必ず見るのがBB周辺。後輪とフロントディレイラー、シートチューブの間に十分なクリアランスがあり、かつリアセンターが短いかどうかです。29erはタイヤが砂や泥を掻き上げる力が強いようで、26以上にBB部分に物が詰まります。物が詰まるとFDが変速不良を起こすなどトラブルの原因になるので出来るだけこのクリアランスは広い必要があります。が、BBとリアの車軸間の距離は短いほうがペダリングが軽くなり反応がよくなります。
この二つの相反する要素を上手くまとめることが出来ているかどうかが、僕の判断材料です。
最近29erを始めたところだと、この辺りまで配慮が行き届いていないメーカーが多いですが、トレックとスペシャライズドは非常によく出来ていると思います。
ここまでで2日目が終了~。
再び懇親会へとなだれ込み、日付の変わる頃に就寝です。
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