2012スペシャライズド試乗会 その2

2日目の朝。元気にご飯を食べて、座学に突入。座学では2012年モデルとして、発表されたVengeとTarmacSL4、そして29erの説明をサラッと30分ぐらい。
え??と思うほど短かったのですが、時間はたっぷりあるから色々説明せずに「乗って確かめろ」ということのようでした。
というわけで直後に、試乗タイムに突入!真っ先に会場に移動し、S-Works Vengeを確保。

S-Works Venge

カベンディッシュがミラノサンレモでデビューさせたこのバイク、スプリンターチームが使っているエアロロードです。ちなみにエース格の選手は更にマクラーレンと共同開発したマクラーレンベンジなる軽量、高剛性仕様に乗っています。
いろんなテクノロジーが採用されているのですが、そのあたりは公式サイトで確認いただくとして、実走してみた印象は、大変裏切られました。
空気抵抗低減のために作られた各部の造形やスプリンターが使っていることから、非常に乗り心地の悪いガチガチな固いフレームだと想像していたんですが、なにコレ!?超乗り心地がいい。そして、想像以上に進むフレームです。試乗した鉢巻道路は、微妙なアップダウンがあるのですが、どれもアウター(たぶん53)でクリアしてしまう・・・。そんな第一印象でした。
今までエアロなんて自分の速度域では関係ない、そもそも空気抵抗が大きいのは身体のほうでバイクの影響は少ないから関係ないなんて思っていましたが、その考えは改めなければいけません。というのは、明らかにスネへの風の当たり方が違うんです。他のバイクでは、スネの外側に風が当たるのですが、このバイクではスネの内側に風があたります・・・つまりそれだけフロントフォークの風の巻き込みが少ない模様です。
エアロだと横風に対して弱そうですが、トラックが横を通過してもふらつくことはありませんでした。あとで聞いたら15度の横風で一番速く走れるよう設計されているそうで、あんまり心配しなくてよさそうです。
あっという間に折り返しポイントに到着し、杉浦さんの乗ってきたTarmacSL4と交換。輪工房の田口さんとパックを組んで、試乗会場に戻ります。

S-Works Tarmac SL4

ターマックSL4は、300mほどの上りからスタートだったのですが、軽量、高剛性を主眼においたオールラウンドロードレーサーだけに、この辺りは楽ですね~。下ってきた時は「あー、これ上るの面倒だなぁ~」なんて思っていた上りもあっという間に終わり。再び鉢巻道路のアップダウンへゴー!
せっかくのターマック、パックを組んでくれた田口さんのためにも頑張って前を引き・・・千切るつもりで何度かアタックをかけるも、田口さんは離れず・・・って試乗になってないじゃん!
えーっと、加速の良さは気持ちいいですね。SL3に比べて数字的なものがどう変化したのかは定かではないのですが、 ドンと入力をしてもそれに応えてくれるように進みます。コーナーの立ち上がりとか、加減速に対しての反応がいいんです。なので楽しくってダンシングをしたくなっちゃう・・・んで、脚が売り切れる(笑)
脚が売り切れたところで、田口さんに追いつかれ、後ろに付くも千切れる・・・。しっかりやり返されました(笑)
試乗会場に戻ったあと、さっきのVengeの乗り味がホイールのせいかを見極めるためにTarmacSL4にVengeについていた45mmディープホイールを付けてみましたが、やっぱりTarmacはTarmac。上りの軽さは失われることはありませんでしたが、伸びるような感じはありませんでした。
総合すると、ヒルクライム大好き!ならTarmacSL4を。ロードレース大好き!ならVengeを。といった感じでしょうか?
個人的には、Vengeに本当に感動させてもらいました。自転車乗ってここまで感動するのは久しぶりかも。で、考えてみたらこのバイクは、初めてロードを買ったときの「風を切る気持よさ」を再び味合わせてくれるんですよね。だから、こんなに感動できたのかも。結構真面目に欲しいです・・・。
あ、ところで、2012年モデルのSpecializedのバイクですが、予約キャンペーンをやりたいと思います。
8月9日までにご予約いただいたバイク、フレームに限り、特典をご用意いたしました。 
詳しくは、店頭にて聞いてくださいね。
電話、メールなどでのお問い合わせにはお答えしかねるのでご了承下さい。

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