いよいよ2011シーズンの開幕戦。初めてのエリートでの参加。
会場は兵庫県たつの市。遠いですが、”ほぼ日帰り”クルマ移動にて出撃してきました。
同一周回/10位以内で完走、という目標を掲げてスタートラインに立ち、結果は8位完走と現時点では納得の走り。最後は全てを出し切ってゴールラインを無事通過しました。
しかし「出し切った」とはいえ、多くの課題を突きつけられたのも事実です。
全てのギヤが上手く噛み合わされば、もう少し上を狙えたな……という悔しさもあります。
ということで、なんとなく流れに沿ってレースレポート。
道すがら車中で仮眠をとりつつ早朝会場入りし、試走を済ませる。
路面がパフパフ……。タイヤが全然グリップしない。そしてコースが長くて1周しかできない……。
通常、試走時には「難所」と言われるところを反復して、走行ラインを頭に入れておくのだが、それが終えられないウチに試走時間終了。ま、仕方ない。あとはぶっつけ本番で。
→ →
試走後は、車中で再び仮眠、スタート2時間15分前に食事、そして1時間前からウォームアップ。もちろんカフェインを摂って身体を目覚めさせますよ〜。
昨年のランキング順で選手招集。1列目はトップライダーたち。左から辻浦圭一、松本駿、斉藤亮、門田基志。
なかなかの面子が揃ったな〜。こういう人たちと同じラインに立てるという事実は、素直に嬉しい。
そして最後尾にオイラ。ある意味、気負いすることなく割り切れるというものだ。
そして4km×5周回のレースがスタート。
どこまで上がれるか?? 沢田時くんの後ろに付き、一気にまくる。そして10位で最初のシングル突入。
こういう場面、やはり軽量タイヤの恩恵は大きい。
しかしそこからがイタダケナイ。とにかくミスの連発……というか、タイヤと路面の限界を掴み切れていないのだ。
土質はパフパフ&サラサラで、浮き砂利ならぬ「浮き土」状態。
μが乏しい路面に、貧弱なグリップのノーチューブ・クロウでは、コーナーが曲がれないし、上りはトラクションが抜け、下りは止まれない、という連続。
しかもコースはオフキャンバーのトラバース&タイトコーナーが至るところにあり、いやらしいったらありゃしない。
乗れるはずの激上りで押し、激下りコーナーでスライディングし、林間では立木にハンドルを引っかけて転倒する。ひとつのミスが次のミスを呼び、もうグダグダだ。
当然一人ずつ抜かれ、2周目に14位まで落としてしまう。
今までなら悪いなりにそつなくまとめるのだが、それができない。
試走をしているか否か、バイクにきちんと乗れているか否か、ライディングに集中しているか否かで、走行スピードに大きく差の出るコース設定なのである。
しかし2周目中盤からようやくリズムに乗れる。通るべきラインと進入スピードが掴めるようになったのだ。本来は試走時に把握しておくべきことだが仕方ない。
横の動きが入るコーナーの遅さは諦め、縦のリズムセクションと上りに的を絞って攻める。
攻めどころを攻められると楽しい! そして一人ずつ抜き返し、4周目に8位まで上がる。
そしてゴール。
疲れた。 でもそれは充実感に満ちた気持ちよい疲労感だ。
遠路、兵庫まで遠征した甲斐があった。
表彰台は、1位門田基志、2位斉藤亮、3位松本駿。コース途中、何度かすれ違ったが、自分とは速度が違いすぎる。約15%のスピード差。まぁ当然だけど。
総括。
タイヤチョイスや、まだ集団がバラけない中での走りには大きく反省すべき点がある。
無理をしなくてはならない場面はいくらでもある。しかし、度を超えた無理は、単なる無謀になってしまうということだ。
それを4月24日の八幡浜に活かせるかどうかは自分次第だ。
リザルトはコチラを参照。
photo & drive by REI