轍屋名物(?)のナイトライド。それってイッタイ何をしているんでしょう? ということで、去る10月16日の模様を追ってみましょう。
土曜の夜、店が終わるタイミングで三々五々集まる参加メンバーたち。今回は自走しにくいエリアへ行くため、クルマ出動です。近隣の里山も楽しいのですが、いかんせん標高の高い山はありません。長いトレイルを走るとなると関東平野を脱出しなくてはならないのです。前輪を外してステップワゴン&ハイエース号に自転車を積み込みます。
約1時間ほどで現地に到着。早速自転車を下ろして組み立てます。いやはや真っ暗! ライトを点けないと前輪を取り付けるのでさえ難儀します。
クルマのデポ地からは上りですよ〜。簡易舗装の作業道を上り詰めたら、いよいよ登山道へと突入。乗車率は半分ぐらいでしょうか。小一時間ほど、乗ったり押したり担いだりを繰り返しながら山頂を目指します。
途中、立派なツノをたくわえた牡鹿に遭遇したりしつつ、無事に山頂へ到着。秋になって涼しくなったとはいえ、みんな汗だく。ここからは待望の下りですから、呼吸とライトを整えたら行きますよ〜。
ひゃっほうひゃっほう! あまりに楽しくて、ライディング中の写真がありません……。スミマセン。
しかしこうして写真で見ると、どこが道だか分かりませんね。要所の分岐で待つとはいえ、前走者と離れてしまうと迷子になる危険があります。ナイトライドでは前走者との車間を詰めた「トレイン」が基本です。
みんな無事に下山。そして再び汗だく。スリリングでエキサイティングな時間が終わりました。今日も楽しかった〜。
サイクルスポーツにも書きましたが、ナイトライドは究極の「時間帯シェアリング」です。たとえばハイカーが多いエリアをMTBで走るとお互いにとってストレスです。気を遣う部分も多いですし、逆に気を遣わせてしまうこともあるでしょう。時間帯をずらすことでみんなが楽しめるのです。
ただし、夜間は見通しが効きませんし、道を外すと確実に迷子になります。不案内な山域に夜間入山するのは自殺行為です。十分な装備、ライディングスキル、体力、そして事前の下調べが必要になります。