そうだ 京都 行こう(5)

約3日間、550km走ってウイスキーを飲むという旅を終えました。日本列島が酷暑に見舞われる中、途中ホント倒れるんじゃないかとも思いましたが、意外と元気です。すべきことをちゃんとすれば、40℃の中で運動し続けても大丈夫なのかもしれません。
使い回しの写真もありますが、振り返ってみたいと思います。
【14〜15日】
予定よりもちょっと早く、14日の仕事後に出発です。1時間の仮眠の後、22時半に轍屋スタート。まずは鶴見川沿いを走り、鶴川街道、川崎街道を経由して府中へ。そこに何があるかと言えば

サントリーの武蔵野ビール工場です。今回の旅の起点みたいなカンジですね。当然ながら工場はひっそり。
ココはユーミンの中央フリーウェイの歌詞でも有名です。
右手に見える競馬場、左はビール工場……あ、40歳以上の人しか分かりませんか、そうですか。
流星になっちゃいたい2人、右手に見える第一曜日氏、左はオイラCUBです。
さーて、ここからは多摩川沿いをちょっとだけ移動して、甲州街道(国道20号)を走ります。
八王子で午前0時回り、15日になりました。大垂水峠を越えて相模湖近くの7イレブンで1回目の休憩。サンドイッチをほおばりながら飲むのはこんなモノたち。

いやはや、すでに眠いです。でも夏のBIGライドは、涼しい時間にどれだけ距離を稼げるかに掛かっているかもしれません。だから夜は大切なんです。それにしても不健康ですね〜。

大月を超えてさらに進むと分岐に来ました。新笹子トンネル(国道20号)か笹子峠(旧道)を行くか……それはもちろん旧道をチョイスでしょう。新笹子トンネルは路肩が狭くて生きた心地がしません。
分岐地点の標高が700m、峠が1,050mですから標高差350mを登らなくてはなりませんが、古の旅人達がたどった道の方が、旅情豊かというものです。
しかし標高を上がるに従いガスが……。笹子峠の旧トンネルは真っ白でした。

草木も眠る丑三つ時。心霊写真ではありません。水蒸気にフラッシュの光が反射しているんです。安全第一で真っ暗な峠道を下って甲府盆地に出ると、間もなく夜が明けました。

北杜市白州町に到着。ここにはサントリーの白州蒸留所があります。まだ朝7時。通過点です。

毎度おなじみ富士見峠。富士見峠は十字路になっていて、左に曲がるといつもの富士見パノラマリゾートがありますが、今日は右折。さらにガッツリと八ヶ岳山麓を上りますよ〜。

原村のペンション村にあるジグザグさんに到着! ぐひー、すでに疲れた。。。でもここは標高1,280mもあるので涼しい〜。ポール・チェットウインドに「クレイジー」を連発されますが、まさにその通りで自分でもそう思いますがな〜。
花火大会を控え渋滞の諏訪湖周辺を抜け、暑くなった塩尻峠を越えます。塩尻で中山道(国道19号)に入り、13時に着いたのは奈良井宿。木曽路の中でも随一の宿場町ですが、今でも往時の雰囲気が残されているのが特徴です。


木曽エリアは、「木曽檜」や「尾州檜」などというように、林業が盛んなエリアです。山が急峻で交通が微妙に不便なことも手伝って大きく開発されることもなく、ゴルフ場などもほとんどありませんから水がきれいなんですね。
そして夕刻17時過ぎ、妻籠宿の民宿「大亀石」に到着〜。途中、度重なる休憩や観光が含まれているとはいえ、19時間も自転車に乗ってしまいました。
この日の走行距離321km。登坂標高は実に3,890m! いやー、ホント走りました。
そして我々が宿でしばらくくつろいでいると、後発隊の竹谷組みも無事に到着。当初は奈良井宿あたりで合流できるかとも思ったのですが、出発が遅かったようです。
つづく

関連記事

最近の記事 おすすめ記事
PAGE TOP