理由があった

先日のスペシャライズドの2011モデル展示会。既にウェブでは発表になっているので気になっていたポイントをチェックしてきました。

カタログで一番気になっていた、MTBのフォーク。昨年までFOXばっかりだったのに、今年はほとんどのモデルでロックショックスが採用されました。しかも、15mmスルーアクスルではなくオーソドックスな9mmクイック。

理由はちゃんとあって、採用しているハブのフォークとの当たり面が28mm径と通常の19mm径に比べて大きいためFOXフォークだと入らないんだそうです。写真で見ると分かりやすいんですがフォークのエンドとほぼ同サイズまでハブ側が大きくなっています。
もちろん、ただ闇雲にオーバーサイズ化したわけじゃなく、これにより剛性が上がりサスペンションがスムーズに動くわけです。なんとその効果は15mmスルーアクスルに匹敵するほど。しかも、既存のホイールの使用も出来るし、軽い。

さらに一部のモデルはDT SwissのRWSスルーボルト仕様になっています。

確かに以前からこれらのシステムを採用したモデルがあったのですが更に下位まで拡げてきてます。そういや、ゲーリーフィッシャーも同様のコンセプトをFCCと銘打ってロードバイクに採用していますね。

完成車メーカーだとただ価格を抑えるためとかの理由も現実としては存在するのですが、ちゃんと考えてこの仕様になっているのはバイクへの情熱を感じましたね~。

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