全日本(XCマスター)

19日、全日本選手権のマスタークラス(30歳以上)に参加。簡単に自分のレースを振り返ります。
今回は富士見パノラマのXCコースを4周。朝からむっちゃ晴れ! 暑い! ちなみに目標は40代で表彰台に立つことだ。
当日入りなので、朝に試走をしなくてはならない。それが7時30分〜8時15分。スタートが9時35分なので、本来であれば食事を摂る時間(レーススタート2時間前が目安)なのだが、仕方なく試走の前後に分ける。後から書くが、コレが失敗。
ちなみに全日本は特殊なレースで、JCFがらみとしては唯一の年齢別区分。同じ世代同士が所属カテゴリーの壁を越えて競うのである。そしてスタートの並びは、エリートランキング順→エキパランキング順→スポーツランキング順となる。
それはゼッケンで見分けることが可能で、301(エリートのトップランカー)〜314(エキパトップランカー)〜345(スポーツトップランカー)というように、基本的にゼッケンが若いほど強いライダーになっているのだ。ちなみにオイラは315番。
さて試走&アップを済ませて招集。定刻スタート。

スタートはエリート選手群の後ろに付いて、ゲレンデを上がる。落車もなくスムーズだ。上手く一桁順位で最初のシングルトラックへ突入。数人前に毎度おなじみodjを見つつだが、彼の方が呼吸に余裕があるか。

折り返してシングルを上りドロップオフへ。ここで前走者が遅くて詰まる。思わず追突試走になるほどの速度差。避けたときに木にハンドルをぶつけて止まってしまう。落ち着いて曲がったハンドルを直し、一呼吸置いて再び走り出すも、まだ前走者はドロップオフに手こずっている。このライダーの後ろにいたらコッチのリズムが崩されてしまうので、次の上りでなんとか前へ出る。
それにしても胃が重い。暑さのせいもあるが、食事のタイミングがよろしくない。こみ上げてくる。いつもであれば、一時的に無理をしてもそのあとペースを落とせば落ち着くのだが、一瞬さえも無理がきかないカンジだ。
5位パックで1周目終了。そしてodjは早くもトップに立ったようで、30秒の差を付けられた模様。
2周目、やはりペースを上げられない。同じく40代の村田隆さん(チーム快)に抜かれる。キツイ。さらに後ろからは、殿下こと澤田泰征さん(VOLCA)がコーナーごとに近づいてくるのが分かる。嫌な感じだ。

3周目。フィードに失敗。受け取ったボトルがスルリと手から落ちる。この暑さの中では痛恨のミスだ。喉の渇きと戦いながらなんとかゲレンデ上りをこらえて、OGKのオフィシャルフィードで水をゲット。できればこの水は体温冷却のために頭からかぶりたいのだが、飲料用に回さざるをえない。
4周目。再び抜いた村田さんの気配が後ろから消える。おっしゃ。しかし澤田さんは背後に張り付いたまま。長年(15年以上?)エリートで走っている人だけに、レース運びが上手い。明らかにオイラを射程圏内に入れつつ自分のペースを作っているのが分かる。
なんとかバックストレートまでは前でこらえる。そして上ちゃん&オッキーに「後ろから来ているから気をつけて!」と言われるまでもなく、コチとら分かっているのだ。しかしそんな声援むなしくコース後半のリフト下激ヒルクライムでかわされてしまう。うがー、苦しい。ココで背後に付ければ勝機はあるのだが、それができずに離される。。。
結果は総合7位
目標としていた40代では……
1/302 小田島 貴弘 1:10:29.06
2/311 船岡 洋 1:12:03.31
3/303 澤田 泰征 1:13:32.06
4/315 鏑木 裕 1:13:48.69
5/312 村田 隆 1:14:02.44
一番取ってはイケナイと言われる4位。しかも最終周回の終盤で抜かれるという、悔しさ倍増のオマケ付き。こういうときは「たられば」が頭から離れなくなってしまうのだが、この雪辱を晴らすには残念ながら来年まで待たなくてはならない。

↑マスター40の表彰。今日のodjは速かった。船岡さん(左)は08年のマスターチャンプ。関西クロスではカテゴリー1で頑張っている人。そして澤田さん(右)の位置に自分が立っていたかった。
確かに周囲のライダーは、現エリートや元エリートといった精鋭ばかりである。その中にあって、40歳を過ぎてから選手登録して本格的にレースを始めたオイラはよくやっているな、と言えなくもない。しかし自分の中ではすでに来期をエリートで走っている自分をイメージしているのだ。そんなワケで、今後もうしばらく中年の戯れ言にお付き合い頂ければと思います。

ちなみにマスターと同じ時間帯で実施されたジュニア(17-18歳)は、山本挑くんが2連覇達成。途中パンクをしながらも余裕で逃げ切ったそうだ。しかし、さらに若いユース世代の台頭が著しいので、気を抜かずに上を目指して欲しい。
photo by MIYA-san

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