短期集中で高地合宿中です。
成田からソルトレーク経由でコロラド州デンバーへ。そこからバンに揺られてキーストーンへとやってきました。ロッキー山脈はコロラド州の西部も縦断しており、その山中にはリゾート地が点在しています。冬はスキー、夏は自転車やハイキング、フィッシングといったアクティビティに、場所によってはスパが加わります。
キーストーンもまさにそのような場所で、様々なアウトドアスポーツが楽しめるようなエリアなんです。94年にMTB世界選手権が開催されたベイル（これもまた有名なリゾート地です）が、もう少し西へ行ったあたりにあります。
気になる標高は、街のある下界で2,770m。ホテルのロビーにはbarがあるのですが、そこにはまるでカクテルのと見まごう”OXYGEN（酸素吸入器）”が。

ジョークを兼ねたプロモーションかと思ったら、本気で高山病対策。レセプションでも「とにかく標高が高くて乾燥もしていますから、水をたくさん飲んで下さい。頭痛には酸素吸入が有効です。具合が悪くなったら救急車を呼びましょう」という注意を申し渡されました。
さて今回はスペシャライズド社のプレス発表会のために当地を訪れております。

来期を統括するコンセプトは「Smoother is Faster」。路面からのストレスをどれだけ解放させられるか、そしてデータを取ることで速度が上がることを裏付ける、ということだそうです。

製品に関する説明を受けた後は、早速ライディング。バイクを受け取ると、ポジションやサスのセッティングなどをしてもらいます。

超ロングなクワッドリフトに自転車ごと乗っけてもらい、山頂駅へ。キーストーン山の隣にあるピーク（標高11,640フィート：約3,550m）まで一気に上がります。ちなみに被写体はTKこと竹谷さん。そしてライディングの撮影のためには、ときにバイクを押して上がったりもするわけですが、息が切れるのなんのって。高地だと分かっていなかったら、身体の具合が悪いのではないかと勘違いしてしまいます。

もちろんライディングの合間にはちゃんと仕事もしますよ。こうやってちゃんと置き撮りしたり。あ、いやいやライディング自体も仕事の一部ですけど（汗）。普段はいい加減な写真ばかりですが、やるときはやります。ちなみにコレは失敗ショット。でも景色が絵はがきのようにきれいだからサマになっています。
で、バイクに乗って、そこんとこはどうなのよ、っていうのをお伝えしたいのは山々なのですが、それはまた。サイスポとの関係もあるので、詳しいことをここでお伝えしにくいのです。