火曜日の朝、早くに起きたのでロードで走り出しました。
とりあえず奥相模湖を目指し、いつものように成瀬街道→町田街道を走りますが、どうもスピードが乗りません。先日までのレース疲れというのもありますが、一番の原因は手のひら。すりむけた皮がちょうどハンドルを握る位置なもんでして、ガチッと握れないのです。上半身がしっかり固定されないと力強くペダリングもできません。
スピードが乗らないから、ことごとく信号に引っかかり、さらに速度低下を招くという悪循環。これじゃぁとてもではありませんが奥相模湖まではたどり着けません。
そんなワケで目的地変更。
近場……あまりにも近いかもしれませんが、久しぶりに城山湖へとステアリングを切りました。

城山湖（本沢ダム）は、津久井湖（城山ダム）の横にある人造湖で、山頂に作られているのが特徴です。山頂なので水は流れ込みませんから、溜まっている水はすべて津久井湖からの揚水によるもの。夜間の余剰電力で水を汲み上げておき、電力需要が大きくなる日中に、津久井湖との落差を利用して水力発電をしています。
ちなみに、城山湖のように、揚水のみで発電をしている発電所を「純揚水発電所」と言うそうで、城山発電所は神奈川県唯一の揚水発電所であると同時に、現役で稼働している日本最古（65年完成）の純揚水発電所です。
発電所やダムが山頂に作られているため、城山湖周辺はいい感じの坂がたくさんあります。きちんと整備された舗装路にもかかわらず、観光向けの湖ではないためクルマ通りも少ないのです。しかも下界からだと標高差200m弱という、心が折れない程よい獲得標高。ヒルクライム練習の入門向けエリアと言えます。