チェーンの寿命

チェーンが消耗品だという認識はだいぶ広まってきました。走行距離でいうと、4,000〜6,000kmぐらいが目安。このぐらいで「伸びて」しまいます。
「伸びる? 水飴みたいに?」
そんなことはありません。金属が伸びるのではなく、ピンなどの擦れる部分が摩耗しているのです。1つひとつのピンの摩耗は微少ですが、それが全リンクで合計されると結構な長さになるのです。

上に針金を通してぶら下げてみると……。

下(106リンク)ではこれだけ長さが変わっているのです。これをいわゆる「伸び」と表現するんですね。ちなみに左はロードで約6,000km使用。右は約100km使用です。
チェーンが伸びると、変速の歯切れが悪くなったり、チェーンリングやスプロケットの摩耗を早めたり、もっとひどくなると”歯飛び”(強く踏み込むとチェーンが飛んでしまう現象です)が起こります。
チェーンはそんなに高価なものではありません。ケチらずこまめに交換しましょう。

関連記事

最近の記事 おすすめ記事
PAGE TOP