2010年レースバイク組み立て開始(4)

最終形。つまり完成です。ふふふ、やりました〜。
途中経過はこちらを参照→1回目2回目2.5?回目3回目

前回で、すでに減量しきった感のあるボクサー。言うなれば矢吹ジョーとの対戦を目前にした力石徹です。水を飲めないようにすべての蛇口を針金で縛り上げ、トマトをかじりながら体重が落ちるのを待つような状態? 限りなくゼロに近づいた体脂肪率を、いよいよゼロにするようなものかもしれません。ちょっとオーバーか。
さて最後にやり残していた作業その1。チェーンの交換です。

今回のメーンコンポーネントであるXXのチェーンは、REDと共通のスラムPC1070。中空ピンを使用した、標準的な10速用軽量チェーンです。重量は110コマで252g。これを交換します。

使うのは、全面的な窒化チタンの金色コーティングがまぶしいKMC社のX10SLチェーン。ピンはもちろん、プレートにも穴が空けられているのが特徴です。重量は同じ110コマで238g。
変速性能だけでいうなら、KMCよりおそらくシマノ・デュラチェーンが優れていると思います。ただしスラムと組み合わせるなら、最新のCN-7900よりも、CN-7800の方がいいでしょうね。CN-7900は、外プレートのエッジの角が取られて、79系デュラ専用にデザインされているからです。ちなみにKMC同様にプレート部の肉を抜いているCN-7900の実測重量は244g(110リンク)でした。

そして、変速ワイヤはシマノ・夢屋forデュラエースのYM-SP91へ。アウターを形作る鋼線ワイヤが、一部アルミ合金に置き換えられているので、軽量でしなやかなんです。ハンドリングやサスの動きが、さらにスムーズになるはず(効果はホンのわずかでしょうけど)。
さてさて。今回はフェザー級から、矢吹ジョーのいるバンタム級へと過酷な減量を強いられているので、余計なものは外して計測です。たとえば、スピードメーター用の磁石とか。で、その結果は……目方でドーン!

出ました! 8.62kg! SUB19とは行きませんでしたが、ジャストP19達成です! ぴたり賞でレッツゴー三匹も大盛り上がり!(←そんなことはありません)
今回の計測は走る仕様、つまりボトルケージとペダルを装着して測っています。一般的に自転車メーカーなどが「完成車重量」を表示する場合は、それらは外した状態での重量です。ペダルは、自転車によっては附属していませんし、そもそもスポーツ車では人によって使うペダルがそれぞれですから。
そのような両者を外した”ペダルレス”での計測だと8.43kgでした。30万円未満クラスのロードバイクなら、重量で真っ向勝負できますね。
ということで、今シーズンは基本的にこの仕様でレースを走りますよ〜。

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