BG FITモニターレポート3

年末にフィッティングを受けていただいた方のレポートです。
「レースという客観的な結果の出るシチュエーションに参加する」
「常日頃からライディングをしている」
「至近にお住まいである」
「ちゃんと文句を言ってもらえる」等々の条件に当てはまる方として、こちらから声をかけてフィッティングをさせていただきました。
この方とは、今後継続的にポジションを見ていくことで、フィッティング後の変化や体力、柔軟性の変化などでどうなっていくかを長いスパンで把握したいためにモニターになっていただいています。


・自分のポジションについて
乗り出した頃(5~6年前)はポジション変更をしてみたりもしていたけど、人に診てもらったこともなく、ましてや測定したこともなく自分の感覚のみでポジションを決めていました。
ロードもMTBも一度決めるとほとんどいじることはない状態でした。

・2D
ハンドルの近さは認識していたけど、サドルの位置があれほど変わったのは予想外でした。
自分の中では、バイクの中心に乗っているイメージを持っていたのですが、ポジションを変更して
実際にペダリングをしてみると、変更前にくらべ、入力する位置があきらかに速くなっているのが
実感でき、ポジションを客観的に見てもらうことの大切さを痛感しました。

・3D
右脚のペダリングがしっくりこなかったので、BG-FITでどこまで変わるのか興味があるところ。
身体測定では、脚の長さは変わらないが、右脚の方がよりがに股になっているとの事。
シムとフットベッドで調整&ペダリングの繰り返しで、完全とは行かないまでもかなり違和感は
解消されました。最初はアーチサポートの高いグリーンのフットベッドは無理かもと思っていましたが
慣れの範囲内で済みそうです。

・実走
ローラーでは特に気にならなかったサドルの高さが、実走では下死点付近で詰まる(余る?)感じを受けたので約5mm上げました。(上死点では詰まるような感じはしなかったので、そのままでも良かったのかもしれません。)
その後、15時間程色んなシチュエーションで走ってみましたが、ポジション変更による痛みもなく良い感じです。
サドル位置を後退させるために借りたフェノムSLも良いです。もっと早く変えるべきでしたね。

・その他
久しぶりにロードバイクに乗ってみて、あまりにポジションが違うので、自分のバイクとは思えない程でした。
MTBのポジションを参考にこちらも大幅に変更しました。
そのおかげか、今まで負荷を掛けると脚が攣り易かったのが、同じような練習をしても攣りにくくなったように思います。
これについてはもう少し自分なりに検証してみようと思います。

今までBG-FITに興味はあったけど、ポジション変化の激しいMTBでどこまで効果があるのか正直疑問でした。
今回BG-FITの機会を与えて頂き、実際に経験してみて、自分の感覚のいい加減さと客観的に見てもらう事の重要性が良く分かりました。ありがとうございました。

しいて希望を書くなら、もう少し短時間でできる簡易バージョンがあってもいいかなと思いますが、
そうすると、BG-FITとは言えなくなるのでしょうね。


文句を書いて欲しかったのに良いことばっかりです(笑)
気になるのは実走したところでサドルの高さを5mm上げたとのこと。
フィッティングの結果が思わしくなかった?とも思えますが、土踏まずのアーチサポート量が多いグリーンのフットベッドを使用し、それに慣れてきたことでペダリングそのものが変わってきたからだと思われます。
実は今日フィッティングを受けていただいた方もそうでしたが、適切なアーチサポートがあるフットベッドを使用することでペダリングがまったく違うものになります。つま先だけでなくソール全体で踏めるようになり、カカトが下がらなくなります。
フィッティングは短時間であるため、どうしてもペダリングに慣れるまで待つわけにはいきません。もし、突き詰めようとすると・・・お客様にはローラー台の上で1日過ごしていただくことになってしまいます(笑)
目安としては、ポジションになれるのに1週間、筋力がついてくるのに1~3ヶ月程度は必要になってくると思います。なので、轍屋では無料の再フィッティング期間を設けています。
現在の予約状況は月曜は埋まりましたが、他の曜日はまだ余裕があります。本格的なシーズンインまで時間がありますから、今のうちに受けていただくのが一番いいと思いますよ~。
逆に春だと身体が出来上がってきているので、慣れるのに時間がかかり、苦しみそうです。
ご予約、ご相談は、コチラから!
・・・相変わらず文字ばっかりの日記ですいません・・・。

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