TT/TRI-FITTING

スペシャライズドのコンセプトストアにあって、轍屋のBG-FITのメニューにないもの。もちろんTK-FITはないのですが(笑)、もう一つないものがあります。それがトライアスロン、タイムトライアル向けのフィッティングであるTT/TRIフィッティングです。
このメソッドは、写真のようなアタッチメントバーを使った時に最適化されており、見て分かる通り通常マスドロードのポジションとは全く違っています。
以前、臨時で梨絵ちゃんの限定的なフィッティングをしたことがありましたが、私自身がこういったバイクに乗っているわけではなく、パーツや用品に関しての知識、経験が乏しいので轍屋ではBG-FITのメニューには加えていません。
が、先だって、行きがかり上、やることに・・・。
当初の依頼は某社のマスドロードの3Dフィッティング。アセスメントも終わり、バイクにまたがってシートポジションを出そうとすると、思いっきりシートを後ろに引いても、まったくダメ。シートポストは20mmセットバックしているから極々一般的なものです。けして大腿骨がスゴイ長いわけでもない。
あれ??と思って、このメーカーのサイトを見たらシートサイズ500mmでシート角が76度・・・。マスドロードなのに写真のバイク、トランジションと同じシート角です。ライダーの身長は170センチ程度、トップ長と付属のステム、ハンドルのリーチを考えると、この500mmは確かに適性サイズなのですが、マスドロードとしてはかなり前重心です。
このままマスドロードとして設定するのは、FSAの32mmオフセットのシートポストとスペシャライズドのトゥーペのような前方向に長いレールのサドルが必要になります。が、ここまで来て視点を変えました。このお客様、実は大学のトライアスロン部の人で、目標がインカレで好タイムを出すことだったので、その日はアセスメントと確認だけして、翌週アタッチメントバーを持ってきてもらってTT/TRIフィッティングとさせてもらいました。
しかし、このTT/TRIフィッティングは非常に勉強になりました。
タイムトライアル、トライアスロンのポジションは、アームレストに肘が固定されるため上半身が完全といっていいほどバイクに固定されることになります。このため、アセスメントで把握した柔軟性がロード以上に重要になるのですが、今回は本当に如実でした。ハンドルを5mm下げ柔軟性のリミットを超えた途端、脚がまったく回らなくなりました。これは、お客様も僕も一瞬でわかるほど。
その差、5mm。5mmのスペーサーがここまで違うと感じたのは、正直大きな驚きでした。
あらためてBG-FITのメソッドのスゴさを感じたフィッティングでした。
さて轍屋でのTT/TRIフィッティングですが、もう少し勉強をさせていただいてから本格的に実施をしたいと思います。また、勉強のために、3名程度無料でモニターを募集します受付終了しました。ご応募ありがとうございました。
中途半端な知識ですいませんが、ご協力いただけたら幸いです。

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