追悼。そして思い出話。

F1000247昨夜、古くからの知り合いが他界されたという知らせをもらい、急遽告別式に参列するために神戸へ行ってきました。
荻野毅さんは、(ワタシの記憶をたどる範囲だと)ミリオン共和→SRサンツアー→トレックでレースを走る営業マンとして活躍。90年代中盤にはJシリーズのXCレースでコンスタントに1桁に入るなど、トレックジャパン設立当初において日本でのブランド構築を牽引した1人でした。
その後はキャノンデールジャパンへ転職して広報兼サービス的な立場となり、当時自転車雑誌の編集を生業としていたオイラは、選手としてもしくは試乗車の手配依頼などというように、トレック時代から引き続いて何かとお世話になる機会が多かったのでした。
そして2000年に脱サラして彼の地元である奈良に「ギノバイク」を開店。ちょうど轍屋開店と同時期だったこともあり、遠くにいながらも「頑張っているなぁ」と刺激を与えてくれる存在でもありました。
ギノバイクは残念ながら1年ちょっとで閉店されてしまいましたが、その後トレックジャパンに戻り、トレック・フラッグシップストアの立ち上げに尽力。開店後はストアマネージャーに就任され、スポーツバイクの普及に大きく貢献されていました。
そんな荻野さんが闘病の末に16日未明に他界されたのでした。享年41歳。早すぎる死です。
会社の先輩などというように、自分よりも目上の人、それも相応の年配者であれば「やることはやりましたね、お疲れさまでした」と素直に思えるのですが、同年代の方の葬儀に立ち会うことほど辛いことはありませんね。
彼の志は今となっては想像することしかできませんが、知人友人の1人としてそれを少しでもついでいければと、寒風が吹きすさぶ神戸の地で思うのでした。
そんな日帰りタッチ&ゴーの旅から帰ってくると、東急田園都市線の中には早くも初詣の中吊り広告が。どうやら昭和44年生まれのオイラは来年本厄ってことのようです。ってことは荻野さんは今年が本厄だったのか……。
とりあえず年が明けたら厄除けにでも行ってみるかな……。
故人のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
(ところで写真は明石海峡大橋。たもとで見るとスゲーでかい! 感動! 自転車で気軽に渡れればいいのに)。

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