クロノスプロ インプレッション@緑山

PICT05402010年から始まったフィッシャーのロードモデル。
このクロノスはトップグレードのカーボンフレームです。フィッシャーはベストコーナリングバイクを作りたかったようでMTBで使われている設計思想をロードに落とし込み、ハブ―フロントフォークの剛性をひたすらアップすることでニュートラルなハンドリングを目指している・・とのこと。
しかしチョイ乗りしたときのインプレッションはよくありませんでした。というのもフロントの車軸部分の剛性が高すぎ、なんだかフロントのグリップ感がないんです。剛性の感じはまるでMTBでいう20mmスルーアクスルのフォークを乗っているような感じ。ただ、MTBはサスペンションが動くからいいのですが、ロードはリジットですからね。正直、怖いと思うほどでした。
その後、ちゃんとポジションを合わせてから乗ったところ、そんなネガティブな印象はすべて吹き飛びました。思えば、チョイ乗りのときはハンドル位置を合わせなかったので、フロントへの加重が足らず、必要以上に固く感じたみたい。
ちゃんとやらずにバイクの良し悪しを判断しようとしたのが間違いですね。
総合的にはフレーム1kg、十分に軽く、振動吸収性なんかはマドン4シリーズに近く、乗り心地も十分いい部類。
「雨だってインドアよりもアウトドアで乗ったほうが絶対楽しい」という発想で生まれた簡単に取り付け取り外しができるフェンダーも魅力的です。
フィッシャーの29erのように1日乗っていたくなるようなそんなバイクに仕上がっています。

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