抜け殻

えー、日記を放置していたのは、ここのところCUBの出張の重なりとインフルエンザで一人で、しばらくイッパイイッパイでした。。。本当にいないときに限って忙しいんですから、困ったもんです。12時に開店して、2時半の時点でパンク修理が翌日渡しになることもありました。ご迷惑をお掛けしました。
さて、ちょっと前になりますがトレックとスペシャライズド、それぞれに行ってきましたので、ちょろっと書いておきますね。
PICT0489トレックは、ロードはマドンの6シリーズがフルモデルチェンジしたのは既報のとおりですが、4シリーズもリファインはされています。というのも今まではフォークに穴が開いていてそこに専用のスピードトラップというスピードセンサーをはめ込むことが出来たのですが、それが6シリーズと同様のデュオトラップに変更され左チェーンステーに内蔵されました。これにより出っ張りがなくサイクルコンピュータのスピードセンサーとケイデンスセンサーが取り付け可能になっています。ちなみにこのデュオトラップ、ant+といわれるワイヤレスセンサーの規格に対応しているので、トレックのサイクルコンピュータだけでなくGARMIN EDGE705等にも使えるようになっています。
5シリーズは、チェックを忘れました(笑)がどうやら既存のスピードトラップのみの対応のようです。まぁ、ant+に対応している機器は総じて高価。これを理由にバイクを選択する必要はないかもしれません。それにしても左側とはいえチェーンステーにあんな穴あけていいんですねぇ~。カーボンの設計技術と成型技術に自信があるトレックならではといっていいでしょう。
残念だったのは、ロードの2シリーズがカーボンバックでは無くなりました。アルミバックに比べるとやはりカーボンバックのほうが振動吸収性はいいので残念なところです。
また、2シリーズ、1シリーズが各モデル単色になってしまいました。これまでは3色ぐらいあったのに・・・欲しい色がない人はプロジェクトワンで!ということなんでしょうか・・・。
さてトレックの傘下のクラインは、結局無くなってしまいました。。。アルミバイクメーカーとして一世を風靡したクラインも世のカーボン化の流れの中では特徴が出せなかったので仕方ないとも言えますが、全盛期を知るものとしては、寂しいかぎりです。
PICT0486また同様に無くなってしまったレモンに代わり、MTBの祖であるゲーリーフィッシャーがなんとロードに参入です。「レモンのバッヂを変えただけなんじゃないの~?」という見方もありましたが、元々フィッシャーはロード選手だったんです。ただ、アメリカの協会で「長髪の選手は出場停止」という今にしてみたらとんでもない差別行為によりロードレースに出られなくなり、それからは自由なMTBの世界に傾倒していったわけです。
前置きが長くなりましたが、フィッシャーのロードは、レモンともトレックとも違うバイクに仕上がっています。特にカーボンモデルのクロノスと、カーボンバックのイオンは「25Cタイヤを履いてもちゃんとフルガードのフェンダーが取り付けられる」ように設計されています。フェンダーのマウントそのものが取れるようになっているので、ドライ時にフォルムが壊れる・・・ってこともありません。これって、通勤やロングライドをする人にはかなりうれしいのでは??
また、フロントハブとフォークの接合面を大口径化し、ハブフランジも大口径化しスポークを外掛けすることでフロント周りの剛性をアップするアイデアなんて、まさにMTBの応用といっていいでしょう。
そんなボーダレスで自由なデザインは、フィッシャーならではといっていいと思います。
なんだか長くなったので、続きは次回に!

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