廃品から見る傾向

本日は廃金属の回収でした。img_4914
前夜のうちに店舗横のガレージ部へと出しておいたのですが、こうして山積みにしてみると今回はホイール(リム)がとても多いことが分かります。ざっと数えも50本近く。今までの1.5倍といったところでしょうか。
それに対して、フレームや回収した自転車は今までの半数程度。このことから分かることはというと……。
ひとつは『自転車を修理する人が増えた』とうことです。壊れたから買い換え…ではなくて、修理なんですね。経済状況を反映しているのかもしれませんが、ものを大切にするというところに戻りつつあるようにも感じられます。
自転車以外、たとえば家具にしても、ソファーやイスの座面を張り替えてリニューアルしたりというように、『使い続ける』という文化が見直されているのかもしれません。
そう、壊れているわけでなくとも、部品を交換して使い続ける……これがもうひとつの理由のように思います。
たとえば20年前のロードレーサー(当時はロードバイクのことをこう呼んでいました)を引っ張り出してきて、もう一度乗ろう! というようにです。昔はチューブラーホイールこそがロードの証で、WOホイールなんて二流品……というような風潮がありましたからね。でも今、気軽に乗るなら圧倒的にWOホイールなわけです。そして組み替えれば、現在の主流である700cのWOタイヤが使えるようになります。
そんなワケで、様々な理由で組み替えたリムとホイールが山積みになりがちな昨今の轍屋です。

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