「スネークバイト」と「たられば」

2008-09-16リム打ちパンクって、別名「スネークバイト」って呼ばれています。
縁石や石とリムとの間にタイヤ&チューブが挟まれてのパンクなのですが、穴の開き方が2箇所並んでいて、蛇に噛まれたよう痕だからなんですね。
 
さて、先般の王滝120km。ゴールに向けた最後の下りで、見事なスネークバイトをかましました。
 
先行する100kmや42kmの人たちが走った跡の「王滝ライン」をたどれば、すでに石が避けられているのでパンクのリスクは少ないのですが、この「王滝ライン」は必ずしも「最速ライン」ではないのです。
たとえば、ほとんどの人は大きな石や溝を避けますし、路肩が崖なら恐怖心から山側を走ります。
 
もちろん、オイラ自身もパンクしたくはないのでできるだけ「王滝ライン」をたどるようにはするのですが……最後だと「うりゃりゃーっ」て気合いが入って(冷静さを失って?)、ラインを外して(外れて?)しまうんですね。
 
そして……待ち受けるのはスネークバイト。
やった瞬間に分かりました。
右コーナーの出口、大きめの石に後輪をぶつけて、ガツンって衝撃がありましたから。。。
しょぼぼんです。
あと200mぐらいで、荒れた区間が終わるというところでした。
あと200m我慢して王滝ラインをトレースしていれば、もうちょっと前の順位でゴールできたのに。。。
 
そんなことを見越してか、「パンクしなかったらあと10分速かったでしょう?」と何人かに言われました。
でも……そんなことはないのです。
 
なぜなら、パンクリスクのあるタイヤを使っているから、上りや平地でスピードを上げられたのですから。
王滝ラインをトレースしきれないのは、分かりきった自分の性格。
ラインを外してもなお絶対にパンクしないようなタイヤを装着していたら、こんなにも速くは走れません。
だから結局……自分のタイムはやっぱり6時間43分なです。
 
ところでフィニッシュ後に確認してみると、リムが凹んでタイヤも切れていました(悲)。
(CUB)

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