レボリューション

2008-09-06メーカーで完組みされたコンプリートホイールが主流となって久しいワケですが、まだまだ手組みホイールもたくさん注文を頂いております。
イチバンの理由は、ここ数年で目に見えて上がってしまった完組みホイールの値段の高さではないでしょうか。
ちょっといいな、と思うのだと、すぐに10万円、20万円ですからね。
 
現在、「軽さ」と「安さ」を追求すると手組みになります。
ただ手組みの欠点は、スポークの多さとデザイン。
完組みホイールにあるような、24本以下のスポーク本数は、実質的には無理なんですね。リムブレーキ用で28本、ディスクブレーキ用だと32本というのが最低ラインとなります。
また、ハブ、スポーク、リムと、それぞれ別のメーカーが作った製品を組み合わせるので、デザイン面での統一感は完組みホイールに分があると言えるでしょう。
 
そんな、安くて(といっても安くはないのですが)軽いホイールを組むときに重宝するのがDTのスポークでして、中でも「レボリューション」というモデルは、ストレスを受けにくい中央部分が1.5mmまで細められているのです。
通常の2.0mmプレーンスポークと比べると、
2.0-1.5レボリューション:283g(264mm長×64本)
2.0プレーンコンペティション:382g(同条件)
というように、前後で100gぐらい軽くなるのです。
ちなみに写真は、上がレボリューション、下は2.0プレーンスポークなのですが、画面で分かりますかね?
 
もちろん強度や剛性は落ちますが、スポークテンションを上げて、それなりの本数で組み上げれば、一般の人にはまったく問題のないレベルです。
 
オイラ自身もトレック・トップFUELにこのレボリューションスポークを使っています。ディスクブレーキ仕様で、フロント28H、リア32Hです。
こういうことを書くからには……もちろん各種長さを在庫していて、26インチ(650C)、700Cともに対応可能です。
(CUB)

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