HOPEライトウエイトローター

2008-08-14ディスクブレーキ用のローターって、性能の違いはどこにあるのでしょう?
重量? 放熱性? 制動力? 精度?
もちろんどれもが大切なのですが、たとえば放熱性や制動力に関して言うなら、オイラのようなXCやロングライドをメーンに楽しんでいる人間にとっては、軽視していいのかな…と思います。ブレーキをかけ過ぎてパッドがフェードしたり、ベーパーロックを起こしたり…なんてことはまずあり得ませんから。
 
そんなわけで、自分用に何を使おうかといろいろと考えた結果、ホープのライトウエイトローターに、DTのセンターロックアダプターを組み合わせるのが良いという結論に達しました。
 
ホープ・ライトウエイトローターは、アルミのスパイダー部にステンレスの制動部という組み合わせですが、それ自体はシマノXTRと同様です。しかしXTRに比べるとスパイダー部が薄くできていて、なおかつ制動部の肉抜きも大きくて軽いのです。
 
160mmローター単体だと88g。ただホープでは6穴式ローターしかないので、これにDTのセンターロックアダプターを組み合わせます。両者の合計で118g。
一方のXTRローターは、センターロックのロックリングを合わせて132g。
いままで試していなかったのですが(センターロックアダプターを使うと重くなるものだとばかり思っていたのでした)、実測してみるとホープ+DTの方が軽量ではないですか!
 
ということで、ボントレガーのホイールには、118gのローターキットを装着しました。
組み付けてみると、装着直後の精度はXTRに軍配が上がりますが、微妙に擦る部分をプライヤーでクイっと曲げてやれば、全然問題ないレベル。いやむしろ曲げ直しやすい(剛性が低い!?)ので、ちょっとしたドラッグ現象(ブレーキレバーを握っていないのにブレーキが擦る現象です)は解消しやすいかもしれません。
(CUB)

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