09エピック

2008-07-04さて今回の渡米ですが、一番の目的はこのスペシャライズドSワークス・エピック09モデルに乗ることでした。
自動的にリアサス作動のON/OFFを行う「ブレイン」機構で、XCレースで一時代を築いたエピックですが、ついにプラットフォームがモデルチェンジしたのです。
詳しくは次号のサイスポを参照していただきたいのですが、ここでは触り部分だけ紹介しましょう。
 
エピックのデビュー当初、FOX社製のRユニットを採用していたものは、RサスのON/OFFの切りがあからさまに変わってしまい、サスの作動時と非作動時の違和感が大いにあったワケですが、近年のスペシャライズド社内製のオリジナルユニットは「ブレインフェード」となってファジーな切り替えとなっていました。
この新エピックではそれがさらに進んでいます。
ブレインの効き具合の調整幅が広くなり、マラソン系のフリーライディングから、キンキンのレーシングライドまで対応します。
 
サスのトラベル量は、前後100mm。専用設計のフロントフォーク(フューチャーショックE100)と、そのフロントフォークとのマッチングを考えて設計されたROVAL・コントロールSL、インテグレートされたFACTカーボンクランクがセットされます。
 
この仕様で、完成車重量9.6kg!
激軽です。

このクランクセット、08年のターマックSL2&ルーベSLから採用が始まりましたが、ついにMTB版もリリースの運びとなります。

このクランクセット、08年のターマックSL2&ルーベSLから採用が始まりましたが、ついにMTB版もリリースの運びとなります。


 
Rサスのユニットは、ついに前三角の中に入ります。前後の重量バランスも良くなり、バイクの挙動が素直になっています。

Rサスのユニットは、ついに前三角の中に入ります。前後の重量バランスも良くなり、バイクの挙動が素直になっています。


左リアエンドには、衝撃を関知する機能を内蔵したリザーバーがボルト止めされます。オイルラインを通じて、Rサスユニットと連動しており、自動的に作動のON/OFFを行うのです。

左リアエンドには、衝撃を関知する機能を内蔵したリザーバーがボルト止めされます。オイルラインを通じて、Rサスユニットと連動しており、自動的に作動のON/OFFを行うのです。


フロントサスは、専用品が用意されます。コラム下部が1.5インチ、上部が1.125インチ(通常のOSサイズ)の、フューチャーショックE100。同じプラットフォームの製品が、すでに08スタンプジャンパーFSRで存在しており、その100mmストロークバージョンです。

フロントサスは、専用品が用意されます。コラム下部が1.5インチ、上部が1.125インチ(通常のOSサイズ)の、フューチャーショックE100。同じプラットフォームの製品が、すでに08スタンプジャンパーFSRで存在しており、その100mmストロークバージョンです。


ちなみにサウザーはこのバイクをベースにして、フロントW仕様、マグラ・マルタSL、スタンズ・アルミローター、AXライトネスのカーボンピラー、スラムX.O.グリップシフト等々、軽量パーツを入れまくって8kg台に仕上げています。んー、スゴイですね。

ちなみにサウザーはこのバイクをベースにして、フロントW仕様、マグラ・マルタSL、スタンズ・アルミローター、AXライトネスのカーボンピラー、スラムX.O.グリップシフト等々、軽量パーツを入れまくって8kg台に仕上げています。んー、スゴイですね。


(CUB)

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