骨盤の幅

2008-01-22
たまーに(というか、しばしば)受ける質問に、
「お尻が痛くならないサドルはないのですか?」というのがあります。
お尻の痛みって、スポーツ用自転車では誰もが一度は体感する関門かもしれませんね。
大人への階段(?)みたいなカンジでしょうか。
 
ただ、残念がらこの質問に対する明確な答えはありません。
なぜなら、同じ体型であっても、重心の位置や体重を支える割合(お尻に掛かる加重の率)、骨盤の角度や、それこそお尻に付いている肉の厚さによって、快適と思えるサドルが異なってしまうためです。
 
「じゃ、片っ端から試してみるしかないのかぁ」というと、確かにその部分もあるのですが、最近はメーカーから目安が出ています。
 
そのひとつがこのイス(?)。骨盤の幅を計測するサイザーです。いわゆる「お尻の骨の幅」を測る機械なのです(「お尻の幅」ではないですよ~)。
スペシャライズドのbgサドルフィットシステムが先駆的な存在ですが、今年から開始されたボントレガー・インフォームのサイザーの方が完成度高いですね。より簡単に骨盤の幅を測れるので、スペシャのサドルをお買い求めの場合でも、轍屋ではこちらを活用させていただいています(スペシャbgのサイザーもありますので、そっちで測りたいという人は言ってください!)。
 
で、骨盤の幅に応じて適切な形状(幅)のサドルが用意されているので、快適なライディングへ向けた参考になるでしょう。轍屋でも、ボントレガー・インフォームRサドルを全サイズ展示しています。
(CUB)

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