自転車図書館

2007-11-07土居一洋という方をご存じだろうか。
自転車図書館というのをご存じだろうか。
自転車の後ろにリヤカーを引いて、リヤカーの上に自作の水車を載せて、水車が本棚になっていて、そこに本が満載されている。
それが日本で唯一の自転車図書館。
その自転車図書館の館長が土居さんというわけだ。
自分自身が図書館であると同時に、全国の図書館を回って、自身が感銘を受けた「百年の愚行」という本を一人でも多くの人に読んでもらいたい、という活動をしているのだ。
そんな土居さんが、横浜で開催されている図書館総合展にいらっしゃるというので、お会いしに行った次第。
着流しをまとい、足元は雪駄。北海道から旅を始めて、現在中部地方。あと2年のうちに、関西以西沖縄までの図書館をくまなく回るという。
ちなみにこの自転車、ランドナータイプの典型的なツーリング車で、牽引部分の水車や荷物一切合切を含めると総重量130kg。
当然、峠の登りは自転車を降りて押す。横風にあおられて転倒することもしばしば。雨の下りでは峠一本でブレーキパッドがなくなってしまうこともあるという。
お金がなくなると農作業のアルバイトをしつつ、基本的には一日300円で旅を続けているのだ。
酔狂といえば酔狂なことだが、普通の人が思いつかない、思いついても実行できないようなことに、土居さんは真剣に取り組んでいる。
百年の愚行は↓
amazon:百年の愚行-ONE-HUNDRED-YEARS-IDIOCY
土居一洋さんは↓
http://asobook.nomaki.jp/

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