ターマックSL2

2007-07-13本日はロードバイクの試乗会。
何種類もあるわけで、そんな中から1modelピックアップ。
フラッグシップとなるターマックSL2だ!
コレは、クイックステップのベッティーニ(06年のロード世界チャンプ)やボーネン(今年のツールドフランスでスプリントジャージを着ている)が乗っているのと基本的に同様のスペックだと思う。
軽いし、乗り心地は良いし、ホイールの転がりはスムーズだし、荒れたアスファルトを走っていても走行音は静かで(たぶんカーボンが音の原因となるような振動を吸収しているからだと思う)、耳からのストレスもほとんどない。正直言って死角が存在しないぐらいにとてもいい。
でも、高価(完成車で1,050,000円/フレーム+フォーク+クランクセット+ヘッド+シートピラーのモジュールKITで462,000円をそれぞれ予定)なんだから当たり前かもね。
じゃ、何をもってコレをチョイスする理由があるかといえば、付属しているクランクセット【FACTカーボンクランクセット】なワケです←お、いきなり敬語ですね!

このクランクセット、専用のインテグレーテッドBBが採用されており、要するにBBのベアリングがフレーム側に圧入されています。約70mmのBBシェルの外側目一杯のところにベアリングがあり、BBアクスルはカンパと同様にアクスルの中央で勘合させる方式。そのあたりの構造に関しては後日触れようと思いますが、結論から言うと、回転と重量がとても軽く(主にBB重量が劇的に軽減されている)、クランクアーム&チェーンリングの剛性がすこぶる高いのです。
ちなみにBBアクスルの径とベアリング位置はピナレロの旧ドグマと同じとのことです(現行ドグマはITA規格に戻っています)。
現状では、専用のフレーム(ピナレロの一部モデルなどを含む)にしか装着できませんが、軽量性と踏み心地がとても魅力的なため、「このFACTカーボンクランクセットを使いたいから、ターマックSL2に乗りたい!」と思える製品でした。
旧ドグマユーザーの方も、このクランクはチェックかもしれません。それから通常のシマノやカンパなどのクランクを使いたいという方には、普通のBBを装着するためのアダプターも用意されるということです(他のクランクを使うなら、ターマックSL2に乗るなって気もしますが)。
(CUB)

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